大彦が150年間守り続けてきたこと
■楽しい時期の終焉(笑)
その後、明治大学理工学部建築学科に入学し、神奈川県の川崎市にて4年間過ごしました。
大学時代は、建築の勉強にそれほど頑張ったわけでもなく、めちゃくちゃ勉強してる同じ学科の友人達の高尚な建築論にもついていけず、と特段述べる事がない…(笑)
ただ首都圏に居たものですから、色んな建築を見られて体感できた事も大きな財産。
今ではもっと色んなモノを見ておけば良かったな~(時間はたっぷりあるわけですから)とも思いますが、まっそれは今後ボチボチと。
そんな楽しい大学時代の後はいよいよ就職。
建築学科の人間は、主に学校で設計の勉強をするわけですが、そのまま設計でご飯を食べていける世界に入れる人間はあまりいません。
大手ハウスメーカーさんやゼネコンさんが主な就職先ですが、そこで設計部門に入るのは大変狭き門(特にゼネコン)であり、皆は営業や管理部門に就職していきます。
また更に、いわゆる「アトリエ系」と言われる、本格的にデザインをする設計事務所に入るのは、またそこが雑誌などによく登場する有名な設計事務所になると、本当の本当に狭き門となります(だって、求人など出していませんから)。
ただ、ここもお父ちゃんのおかげで(笑。こうなると全てお父ちゃんのレールに沿って生きてきてますね~。感謝しております。)静岡にある、その世界ではちょっと有名な設計事務所に入れて頂きました。
ここまでは大きな苦労も・失敗もない人生でしたが、そんな甘く楽しい時期もここまで。
就職してから僕は大いに変わることになります。