大彦が150年間守り続けてきたこと
■職人さんの中で育つ
うちの父は、なかなか厳しい人で、あまり遊んでもらった記憶がなく、小さい頃遊んでくれた大人と言えば、大工さんや職人さん。
僕が小さい頃は会社と家と作業場がほぼ同じだったため、朝7時前に大工さんや左官屋さんなどうちの職人さん達が、ぞろぞろと集合してきます。(住みこみの若い見習い大工さんも)
そして、夕方はみんなが仕事を終えて帰ってくるのを見計らって作業場にでていって(さもしばらく前からそこに居た様な顔をして)、キャッチボールしてもらったり、休みの日には川や山などに連れて行ってもらったり、ホントかわいがってもらいました。もちろんお年玉も(笑)
そんな大工さんや協力業者の職人さん達も、今では随分お年を召しましたが、今でも現場で働いてくれている方も何人もいます。
そんな人達に偉そうに仕事の文句を言うのもあれだけど、まあその辺は仕事ですし、家づくり現場は真剣勝負だから、たまにケンカしたりもします(笑)
だけど、まあ僕が生まれた時から知ってる(僕が何グラムで生まれてくるか?賭けたんですって。。)人達ですから、基本的にはかわいい様で、別にその場が終わって引きずる事もなく、言う事聞いてくれています。
実はこの「大工さんや職人さんたちに囲まれた暮らし」が後に大きな財産となるなんて、この時の僕は思ってもみませんでした…(当たり前ですね)