野上のブログ

憧れの一枚板、出会いは一期一会(一枚板、カウンター、地板、無垢)

木の家を愛する
工務店が建てる
正直な木の家 
を造り続ける大彦です。

今回のくぼが行くは、一枚板を加工する大工さんの作業場をのぞきに。
事務所から徒歩1分ほどの新倉庫で大工さんの堺くん、戸髙くんが拵えておりました。
今回は、H様邸リノベーション工事で、洗面カウンターにブラックチェリー、和室の地板と・カウンターにラオス松を採用とのこと。

凹凸をある程度まで機械で削ぎ落します。
水平かチェックをしているところです。
その後は、カンナで綺麗に削ります。


無垢の一枚板とは・・・
キッチンカウンターや、玄関の下足入れ、デスクやテーブルのカウンターなど色々な家具の天板。
美しく、
狂いも少なく丈夫、
質感や存在感がある、
となると、無垢のカウンターをおススメしています。

ミミと呼んでいる端の部分を切り落としています。テーブルを造る際は味がある部分なので残す場合もあります。

この一枚板、
材木屋さんに買いに行くのですが、樹種・木目・杢目など様々です。
一期一会なのです。
日本一ともいわれる、大阪摂津市の【鳥飼銘木団地】や、地元和歌山の銘木屋さんへいって施主さん自ら選んでいただく事もあります。

鳥飼は日本最大級。(手前は会長です。2006年頃?)

鳥飼2024年、美しいケヤキの一枚板

和歌山の銘木屋さんにもたくさん置いてますよ。
ミミをキレイに残してテーブルをつくる山本棟梁

今まで造ったテーブル・カウンターいろいろ・・・

キッチン前カウンターに使ったり・・・

一枚板の座卓のあるお家【和歌山市】2023年

上は、ウエンジの一枚板で造った掘りごたつ。
とても存在感があります。
脚部分も大工さんが造りました。

珍しい大工道具も使って。

職人の手で仕上げる、一枚板のぬくもり

一枚板のテーブルは、自然が生み出したたった一つのかたちを、そのまま暮らしの中に取り込む、特別な家具です。しかし、それを美しく、そして長く使えるかたちに整えるには、熟練の大工の技が欠かせません。

大彦の大工さんたちは、ただ家を建てるだけでなく、「木を知り尽くしたプロ」。
木の癖や動きを見極め、ひとつひとつの板に合わせて最適な加工を施します。反りや割れを防ぐ工夫はもちろん、鉋(かんな)を使ったなめらかな仕上げや、細かな面取りなど、見えないところにも丁寧な仕事が光ります。

仕上がった一枚板は、木そのものの美しさが活きる、素朴で力強い存在に。ご家族が囲むダイニングとして、また来客を迎えるリビングの主役として、日々の暮らしの中で、どんどん味わいが深まっていきます。

ぜひ、実物をご覧になって、その手触りと温もりを感じてみてください。
大彦では、住まいとの調和を大切にしながら、お客様のライフスタイルや空間に最適な一枚板を厳選し、熟練の技術をもって丁寧に仕上げております。

永く愛される本物の質を、ぜひご体感ください。

🔶おまけです。

先日、お引渡しをさせていただいた施主様から、最後に若手大工さんの今城くんへタオルと服をいただきました。
施主様の息子さんと今城くんが同い年ということです!

各現場で大工さん達がお世話になり、誠にありがとうございます。
この場で日頃の感謝を申し上げます。
【一瞬一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなし】を心掛けたいと思います。
これこそ茶道由来のことわざ、‟一期一会″ですね。


ホームページのリニューアルに伴い、ブログも新サイト内に統合しました。

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