新築施工事例

ボーダータイルと木の窓の家【和歌山市】2014年

「無垢としっくいの家を建てたい」と事務所にお見えになられたのが2年前。
お子様のアレルギーの問題もあり、合板なども使わず、全て無垢の木材と塗り壁で。との事でした。そこから打合せを繰り返し現在のお住まいの問題点なども拝見させていただいたうえで、建替えの家づくりがはじまりました。

▲白いシンプルな空間が味気なくならないように造付け家具やカウンターを配しました

ご主人様奥様、お子様4人の6人家族のお家です。
床面積を36坪とコンパクトにまとめながらも、6人が団らん・勉強・家事・遊びと色々な事ができる・広がる、大きなリビングダイニングの広間空間をもっています。

▲リビングは和室ともつながって、広く感じるように

その広間空間の中心には造付けのアイランドキッチンがあって、お仕事にもお忙しい奥様が、家事や仕事をしながらもお子様の勉強をみたり、ちょっとお話したりする時間を自然と確保できるようにしています。

▲キッチンからの眺め。キッチンが真ん中にあって全てを見渡せる事が分かります

初めに述べた様に、物入れや水廻り、建具なども例外なく、仕上げ材料は無垢の木材や板、本漆喰や和紙となっており、お子様のアレルギーにも良い影響を与えておるようです。外部は昔大手ハウスメーカーさんにお勤めであったご主人様のお好みもあり、うちには珍しい総タイル張り。しかしタイルのゴテゴテした感じにならない様に、細長い「ボーダータイル」を用い、また部分的に板張りを配しております。また、大きくせり出した屋根の裏(軒裏)も米ヒバ板を張り、さらに窓も木製窓を多用し、全体的に重厚感のある美しい外観となっておるのではと思います。

▲お客様お好みのタイルを使った外観。重い印象になりすぎないように木も上手く使って

ご主人様奥様お子様、とっても温かい楽しいご家族で、設計打合せでも家づくり現場でも、私も大工さん達も大変良くしていただき、思い返せばいつも笑顔が溢れていたように思います。また工事現場にも全幅の信頼を置いていただき、私達が工事を進めやすい様にいつもお気遣い頂戴し、本当に感謝申し上げております。

▲オープンなキッチンは収納が大切。溢れさせれないように

休日など子どもを連れて出かけた際など、ちょっと回り道をして「あのお家お父ちゃんが建てたんだぞ」なんて自慢したいお家がまた1軒できました。
M様、誠にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

▲漆喰と和紙、無垢の木のみで造られた広間。お客様のこだわり
▲全てに木の窓にこだわったこのお家。和室も綺麗な木の窓です
▲青森ヒバの板を張った浴室は最高の香りです

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