外とつながる暮らしを楽しむ平屋【和歌山市】2019年

和歌山市郊外の伊太祁曽神社に近い、田畑も広がるのどかな環境に建つ30代ご夫婦とお子様1人（将来的に2人を想定）、そしてお父様お母様のご同居も念頭に置かれた35坪のお住まいです。

自然に恵まれた周囲環境になじむ素直な平屋のお家、そして、その環境を活かし「外に開いて気持ち良い暮らし」をコンセプトに造られたお家です。ご主人様のご趣味であるルアーフィッシング（昔はルアー造りをお仕事にされていたことも）の用意や、天気の良い日は家族でお茶をしたり、お食事をしたり、また子どもの遊び場になったり、アウトドアリビングとして大活躍の大きなデッキと、そこに大きくつながるリビング・ダイニングから空間が伸びやかに広がっていくお家は、Y様ご家族様そのものの楽しいお家となりました。

Y様のライフスタイルからも、ゴロゴロと寝転がれる畳がリビングに必要。けれど奥様はソファが欲しいということから採用された畳リビング＋板の間ソファも、お子様が小さいこともあって、遊びにも昼寝にもぼ〜っとするのにも、どんなことにもおおらかに対応でき、楽しいお家の一役をかっているように思います。

以前手づくりのお仕事をされていたY様ですから、無垢の木や左官壁の材料だけでなく職人さんの手仕事にも造詣が深く目が肥えておられますから、弊社の大工さん職人さんも緊張すると共に、張り合いのある楽しいお仕事をさせていただきました。

他にも、使いやすさとデザインを両立した造付けのデスクやカウンターや、とても拘られた手づくりテーブル、路地風の玄関、必要な所にたっぷりと配された収納。そして一台のエアコンでお家全体の冷暖房をまかなう「パッシブ冷暖」など見どころたっぷりでございますが、私は、お誘いいただいております夏の夜のデッキでビールが楽しみで仕方ないわけでございます。

本当にここちのよい平屋が出来ました。Y様、誠にありがとうございます。