新築施工事例

美しい吹き抜けのお家【みなべ町】2024年

梅で有名な、みなべ町のインター近く、昔からの住宅と畑が混在する中の新しく開発された分譲地の一画に建つ、30代ご夫婦とお子様2人がのびのびと気持ち良く暮らすための34坪のお住まいです。

2年ほど前から敷地を探し始めたK様。お役所へお勤めですが、小さい頃は大工さんに憧れていて今でも家具造りを楽しんでおられ、その腕前はプロ達も驚愕するものでした。そして、色々な建築家の書籍なども読み、デザイン面でも施工面でも建築にとても造詣の深いお客様でした。

弊社のモデルハウス見学や見学会に参加いただく中、弊社の家づくりの姿勢と腕を高く評価いただき、家づくりは始まりました。

▲ダイニングを通してリビングを見る。天井高さを低く抑えて落ち着きを

初めに出たご要望は「家族4人が住むのにちょうどよい大きさ」であること。全体的に天井高さも低く抑え、リビングもこもれるような感覚をだしたいとの事でした。大きすぎず、家族が自然と集まって豊かに暮らせることを望んでおられました。

 


▲玄関ホールからリビング南を見る。奥の吹き抜けで一気に空間は広がります

ただ、リビングダイニングには吹き抜けを設けて、低く抑えた天井がそこでは一気に広がるようにメリハリを効かせたい!とのご要望もあられました。とにかく建築的なセンスの良いお客様ですので、お客様と楽しく打合せを繰り返し出来上がっていったお家です。


▲吹き抜けには大きな木の窓。光も開放感もたっぷりです

お家の空間はなんといっても「吹き抜け」。写真からもその気持ちよさがしっかり伝わることと思います。しかし、普通の吹き抜けよりは2階の天井高さを1.6階程度に抑えました。それが「ちょうどよい」ボリューム感につながり、普通の吹き抜けとは一味違う魅力的な吹き抜け空間になりました。


▲2階ホールより吹き抜け東を見下ろす

またそこに可愛らしいデザインの階段もかかり、毎日の上り下りが楽しくなるような素敵な空間になりました。大きな窓からは冬の太陽光がリビングにふりそそぎ、明るく開放感も抜群でとっても気持ちよくなっています。(夏の暑い太陽光は遮断するパッシブ設計です)


▲吹き抜け西。正面奥はキッチン

そして、リビングダイニングには、開放感抜群の吹き抜けとメリハリを効かせて窓も低く抑えた「ここちよい和室」と、お客様手づくりの家具のあるキッチンがつながっています。


▲開放感抜群の吹き抜けとの対比を効かせて、窓も低く抑えた和室
▲ダイニングからキッチン北を見る
奥の勝手口の外はカーポートスペース

キッチン奥の勝手口の外は屋根付きのカーポートスペース。お買い物の後など雨に濡れずに出入りができることも、大切なご要望でした。



▲北側外観。玄関はもちろん、キッチンにも奥の勝手口から雨に濡れずに出入りできます

K様には設計の福井や山本棟梁を初め大工一同、本当に可愛がっていただきました。打合せも毎回楽しくあっという間に時間は過ぎました。その中でも、家具の一部をお客様に造っていただき、それを大工さんがはめ込んだり、ご家族で左官塗に挑戦いただいたりと、お家づくりを十分楽しんでいただいたのではと思います。K様ご夫妻はもちろん、お子様の記憶にいつまでも残ってくれれば、とても嬉しいなと思います。
また、新たな町で、新たな素晴らしいお客様と出会い、新たな大彦のお家が建てられたことを本当に幸せに思います。これから永い間、お客様の暮らしを支え、地域の美しい風景となっていってくれますことを祈って。

▲可愛らしいデザインの階段手摺
こだわった細かな手仕事の多いこのお家の象徴のような所
▲お客様がご用意くださったペンダントライト
お家に本当に良く似合います

New