品のあるお家【御坊市】2009年
リビング、ダイニング、キッチン、和室が東西南北に広々とつながる大変気持ちの良い一室空間を持つお家です。
そのリビングとダイニング、リビングと和室、リビングとキッチンは、天井一杯の木製戸や巾1.8mもある大きなフスマ等によって、それぞれ独立させる事もできます。それらの建具やフスマは、開けているときは壁の中に収納され「開ききってしまう」ため、普段は建具の存在を感じず、光や風、家族の気配が通い合う、とても心地良い空間となっています。
リビング南には、フルオープン木製窓と木製デッキがあり、その一室空間をさらに外ともつなげ広々とさせています。
屋根の日本瓦、外壁の吉野杉板、軒天井のヒバ板、内部壁のしっくい塗り、床の吉野桧板など、風情や雰囲気を持つ本物の素材に囲まれたこのお家には(完成間近に現場をのぞいておられたご近所の方の言葉を借りれば)「品がある」様に思います。
また、ご主人様が大変お気になされた「建築材料の人体への影響」「電磁波」の話はもちろん、普段の打ち合わせ時の世間話も大変ためになることの連続で、本当に楽しく勉強させて頂き、成長させて頂きました。ありがとうございます。
お引き渡しの日、ずっとにこにこして下さっていたご主人様、「皆にどんどん自慢するよー」とおっしゃってくれた奥様、「広ーい、きもち良ーい」と大喜びしてくれたお子様達、すべて弊社の自慢です。
最後にご挨拶してお家を後にする時、少し目を潤ませて見送ってくれた奥様を見て、なんだかこちらも泣いてしまいそうになり、そそくさと目を合わせずに帰ってしまったことはココだけの秘密です。