ちょうどよい平屋【岸和田市】2014年
岸和田市の住宅分譲地に建つ、ご夫婦お二人の平屋建てのお家です。
「足るを知る」と言いますか、あまり物で溢れかえる暮らしは好きではなく、決して豪華ではなく簡素でも趣のあるものを少し置いて。そして毎日の暮らしをゆっくりと楽しみたい。とのお考えのお客様です。
そのお考えは、もちろん間取りや仕上げだけではなく、照明計画や収納計画にも活かされ、一本筋の通った・まとまりのある気持ちのよいお家となりました。
キッチンバックカウンター収納と兼用にもなる、造り付けのテーブル。
簡素な造り付けキッチン。お仕事や趣味にも使う、パソコンカウンター。など、きっちりと居住スペースと動線を考え、家具を置かずに「全てが手に届く=ちょうどよい」お家を目指しました。
また、庭に大きく広がる木製フルオープンの大開口と濡れ縁、そして深い軒。
冬にはひなたぼっこ、夏は日差しを遮り涼むことができ、庭の緑を愛で「暮らしを楽しむ」ことも、もちろんです。
先日遊びにお伺いさせていただいたときには、庭の緑も少し増え、これからお庭も楽しみながら少しずつ造っていかれるとの事。また、室内にも少しだけお好きな物を上手く飾ってくれていて、日々の暮らしを楽しんでおられるのが良く分かり、とても嬉しい気持ちとなるとともに、「毎日の暮らしを楽しめる」とは、豪華なものや華美なものにかこまれるよりも、本当に贅沢なことだな。としみじみと感じました。