一枚板の座卓のあるお家【和歌山市】2023年
和歌山市の北部、磯ノ浦海水浴場にも近い住宅街のミニ分譲地に建つ、30代ご夫婦と小さなお子様3人が楽しく暮らすための33坪のお住まいです。「和」がお好きで、細部までしっかりとしたご意見とこだわりがあるご主人、そしてそのこだわりを優しく受け止めておられる奥様。なかなか理想の「和の住まい」に出会えない中、弊社のモデルハウスをご覧になられて、すぐに心が決まったそうです。
掘りごたつの上で存在感たっぷりに鎮座するのは黒い「ウエンジ」の一枚板で造った大きな座卓。初めのご希望にあられたように、食事や団欒、家事、勉強など色々なことができる大きなテーブルが、広間空間の中心の気持ち良い部分にどんと座っていることで、自然と家族が集まってくるように考えています。
そして、そこには和室と縁、キッチンがつながっていきます。遊びも学びも団欒も一体になる、小さなお子様がのびのびと育つにはぴったりの大らかな「座の暮らし」です。また、座るということは目線も低くなりますので、天井高さを抑えたり、窓の上の間接照明の高さも下げたりして、違和感ないように工夫を施しています。
玄関から納戸、またそこから水回りへ、そしてキッチンへと続く家事動線や、各所の収納、家具、水回りなど、小さなお子様を抱えながらお仕事にお忙しいご夫妻の負担が少しでも減るようにも工夫を施しています。
お若いご夫婦が、お仕事に子育てにと大変忙しくしながらも、楽しく豊かに暮らせるお家をお客様と一緒につくりあげました。エンジニアであられるご主人には建築だけに限らず、色々と面白いお話を教えてもらえる打合せは毎回楽しいものでした。またその際、奥様と小さなお子さんが楽しそうに現場をご覧になっているのも、外で遊んでいる姿もほほえましいものでした。素晴らしいご家族が、これからも仲良く幸せにお過ごしいただければと思います。お子さんたちが大きくなるのも何かとっても楽しみです。