新築施工事例

センターテーブルのあるお家【和歌山市】2021年

和歌山市紀の川近くの住宅街に建つ20代ご夫婦の33坪のお住まいです。(将来お子様2人を想定)デザインに造詣が深く、センスも思い切りも良いN様ご夫妻は住まい方・ライフスタイルも確たるものを持っておられました。色々な和のハウスメーカーや住宅会社さんを回られたそうですが、自由度の低さとN様のご要望についてこられず、細部までしっかりと造りこめる建築家や工務店を探して、弊社にたどり着いたとのことでした。

▲タモの無垢板を使った造り付けのセンターテーブル

まず始めに、「こんなお店の様なカウンターを造りたいです」とお見せいただいた一枚の写真から全てはスタートしました。【長さ2.7mのタモ無垢のカウンターテーブル】を中心にお家のプランが出来上がっていきました。

▲センターテーブル越しにリビング南見る

センターテーブルを中心に据えて、リビングキッチン和室と空間が一体につながります。お二人とも大変お忙しくされていますから、このテーブルでくつろぐのはもちろん、食事、家事など全てが終わるように考えられています。

▲センターテーブル奥のキッチンの床が下がっていることに注目

キッチンの家事もダイニングの食事にもつかうテーブルですから、キッチン側の床を下げてどちらからでも使いやすい高さになるようになど工夫を施し、家事面でも団らんでも暮らしの中心に座るように造りました。

▲お客様と一緒に探した長さ90㎝×3mのタモの無垢板は杢目も素晴らしく存在感たっぷり

そのセンターテーブルのキッチン側にも収納はありますが、主の収納はキッチン奥のユーティリティスペースにしまって、特にお忙しい朝などもセンターテーブル付近に物が溢れてこないようにしました。

▲センターテーブルのキッチン側は収納に
▲キッチン横のユーティリティ。玄関シューズクローゼットともつながります。

家電や食器(よく使う物はセンターテーブル下)、更には他の家事用品などもユーティリティに。またここは玄関横のシューズクローゼットにも通り抜けられ、服や靴外回りのものを収納できるスペースともつながるとともに、玄関からリビングを通らず、キッチンに抜けてこられる家事動線の良さも確保しています。キッチンのメイン収納をキッチン横の空間にしまうのは、万人に向く方法ではありませんが、それだからこそN様の暮らしにあう、本当のオーダーメイドとなっています。

▲和室もリビングと一体に

また、大変お忙しいご夫妻がお互いに気兼ねなく休日に楽しめるスペースとして、奥様のゴロゴロできる空間と、ご主人様のゲームのための書斎コーナーを設けています。特に書斎コーナーは夜までゲームをしていても寝室やリビングに迷惑をかけない位置に。

▲ゲームを楽しめる書斎コーナー。奥はウォークインクローゼット

他にも、洗面コーナーの一面鏡や、照明、鍵・建具金物など、細部までN様のこだわりを詰め込んだこのお家、これから永年住んでいただくことによって、もっともっとN様らしくなって、魅力をましていくことと思います。定期点検などでお邪魔するのが今からとても楽しみです。これからも何卒よろしくお願い申し上げます。

▲リビング奥の洗面コーナー。トイレと脱衣所がつながっています
▲スッキリと綺麗にまとまった玄関
▲照明もN様のお好きな物。好きな物に囲まれて暮らすのは楽しいですね

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