野上のブログ

学び学びの一週間。(杉板外壁、青いドア、木製玄関ドア)

先週末の土曜日曜から今週は、出張続きでありました。

まずは滋賀県近江八幡市へ。琵琶湖のほとりのとっても気持ちの良い施設で2日間缶詰(残念ですが)になりながら経営のお勉強。「経営!」と偉そうにお高くとまっているわけではありませんが、やっぱり良い家づくりをするにも、さらにそしてそれを持続していくには、安定的な経営は必須です。

この世界は(特に腕の良い工務店には)【「良いもの=家」を造ればええのや。お金のことなどガタガタ言うな!】な様な、大工職人気質的な所がまだまだ根強く残っていますし、良い家づくりにはそういう金勘定を度外視した職人的な心意気が根本に必要なのはよく分かります。

そして弊社の根幹もそうなのですが、だけど【素材にも性能にも構造にも大工仕事にもこだわって、誰にも負けないような良いお家を建てたぜ。でも、数年後には会社が無くなりました】では、一番お客様も困るわけだから、やっぱりそこは一生懸命勉強せねばならんわけですよ。

当たり前ですが。

さてさて、それから帰ってきて、水曜日木曜日は群馬県高崎市へ。「あれ?」と思った方は素晴らしい。誠にありがとうございます。

今年二回目の高崎です。弊社が入会しております「パッシブ冷暖」という一つのエアコンで、お家全体を空調する会の勉強会。

ここは、東京の参創ハウテックさんという工務店さんが運営されていますから、一般の雑誌や建築雑誌など全国的なCMなどはうっておりませんが、関わっておられる温熱性能の先生も入会している工務店さんも、この世界ではとても有名な凄い方が多くて…

ホント凄いんですよ。

毎回、一日目はお家の断熱性能や暖房冷房性能のお勉強、2日目は地元の凄腕工務店さんの見学と、無茶苦茶勉強になるわけです。

今回は埼玉北部と群馬高崎を地盤とされる小林建設さんの見学。ものづくり型工務店に限らず、全国的にも名が知れ渡っている工務店さん。詳しくはまた「つくり手」誌の方でご紹介いたしますが、やっぱり素晴らしかった。

上の写真は小林建設さんのモデルの写真。拝見したお家は、全て魅力的なコーナー、ここちよい居場所がたくさんありました。上質な空間で、何か色気のようなものも感じる建物でした。大いに参考にさせていただいて、明日からの仕事に活かしていきたいと思います。


そう。そして今週日曜日は和歌山市において見学会です。

外のドライガーテンや

モールテックスの造り付けキッチン。

などもばっちり仕上がりました。そして、お客様がこれからのお住まいに向けて飾り付けも全て行ってくれまして雰囲気もたっぷり。(素晴らしいセンス。私にはとても無理でございます)

建物の雰囲気は弊社のいつもの色とは違う所もありますが、昔から思っているのはお家はバックになればよいという事。(バックになれるにはその物自体のプロポーションや素材、光、風で造られるものが上質である事が大切です)

住まう方が自分の色に染めていけるように、あまり主張しすぎないことを理想としてきましたが、そういう意味ではすっかりT様のお家となっている事に大安心。

リブ状の板張り外壁(目板押さえ)と青い木製玄関ドアが目印です。お気をつけてお越しくださいませ。

それではまた来週。


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