野上のブログ

らんま職人さんの工房を訪ねて。(大彦、daihiko、和歌山、職人、手づくり、才駒工藝様、木の家)

木の家を愛する
工務店が建てる
正直な木の家 
を造り続ける大彦です。

今回の広報くぼが行くは・・・

「表札が出来上がったよ。」
と連絡をいただき、才駒工藝株式会社様へお使いに行った話です。

表札と暖簾が相まって趣のある佇まいに


才駒工藝 代表取締役の雜賀通生さん

出来上がった表札をいただきにお邪魔させていただきました。
とってもキレイな仕上がりでした。
色々な職人さんが集まって大彦のお家が出来上がっていく。ワンチームですね。

大工さんの技術もそうですが、どの職人さんも高齢化で若者のなり手が減り、継承したくてもできない状況です。
雜賀さんも「孫がやってくれるかもしれないと思って、材料も道具もちゃんと置いているんです。」との事でした。「材料見ていくかい?」と言ってくださったので、「ぜひ!!」とお願いして、写真まで撮らせていただく事ができました。雜賀さんありがとうございました。

一番上の欄間は樹齢4000年の屋久杉を彫られているそうです。とても高価なお品です。

「樹齢1000年を越えないと【屋久杉】と謳ってはいけないんだよ。」とおっしゃっていました。
海外製はそれに似せた材料が販売されているそうです。


年輪が詰まって複雑な模様が出ています。また油分が多いため模様の色味が濃いとの事です。
木が大好きなので見入ってしまいました。
弊社の倉庫にも色んな木が入ってきますが、こちらも非常に珍しいんだろうなと素人目でもわかるお品でした。とても勉強になりました。

欄間彫刻に使われる屋久杉の材料、大事にストックされています。




🔶おまけです

飾られている写真を見て「万年青(おもと)お好きなんですか?」と伺うと
「万年青知ってるんかい?屋上にあるから見てみるかい?」
趣味の園芸のお話までしていただき大事に育てられている万年青まで見せていただきました。

私のような者にも色んなお話をしてくれるとても気さくな職人さんでした。
最後に「またいつでも来てね」と言っていただいて、後にしました。



植物好きの尾﨑棟梁を少し思い出しました😢

お手製の鹿威し(ししおどし)。なんでも作っていましたね。

そして、弊社にも欄間があります。

リノベーションショールームの欄間

書院もあります。
本格的な和室をご覧になりたい方はぜひお越しください。

◆事務所も活気が溢れていますよ

夕方は大工さんが現場から会社へ帰ってきて、設計担当と打合せや申し送りをする時間。
普段は静かな事務所ですが一気に賑やかに。
私はこの光景を見るのが大好きです。
みんな一生懸命頑張ってます。

「良いモノを作りたい!」
大工さんも設計担当もそういうのが見てとれます。素晴らしいですね。
(みんなお疲れのところ撮影してごめんね🙇)

◆次回も職人さんの工房へお邪魔させていただいたお話を少し。
いつもお世話になっている中島表具店さんです!


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