上品な山小屋 (板張り壁、山小屋風建物、吹き抜け、梁の見える天井)
今日は有田郡某所のA様家の現場から。大工さんの工事も最終盤戦を迎えておりまして、次々と色んな部分が完成の姿を表してだしてきています。
前回の大阪狭山の現場から引き続き、こちらも杉板がどっさり張られている現場でありまして、内部も
この通り。この吹き抜けリビング部分は以前もご紹介しましたが、
吉野杉板がたくさん張られてとっても、気持ちの良い空間。
ただ、いつもと少し違うのでは!と感じたスルドイお方もいらっしゃるかもしれませんが、
今回は、壁の杉板が横に張られています。弊社の施工例をご覧になっていただくと分かりますが、縦張りが多いです(下の写真も)もしくは天井に杉板張るなら壁は白い壁とか(逆も)。同じ方向で天井と壁を張る事はあまりないわけですが、
誤解を恐れずに言えば、縦張りの方が上品というか、和というか、綺麗な美しいイメージが強くて、横張りはもう少し素朴で力強いイメージでしょうか?張り方の方向で全てが決まるわけではないので、あくまでも大雑把なイメージですが。
このような個室も横板張り。
この横板張りもこのように張られてきた姿を見ると美しい。そして、何より、自然に恵まれた敷地環境とお客様のご要望がもちろんイメージにもよく合っている感じがします。○○様のお家だな~という感じ。そこは設計担当の福井君が上手くお客様のご要望をくみ取ってデザインしたからであると思います。
ただ、「横板張り」となると、粗すぎるというかログハウス的になるというか、それはそれで魅力はあるのだけれど、それでは弊社の建物の色としては大味すぎるからそこは注意が必要で、「上品な山小屋」的なイメージに仕上げていかねばならないと思うのですが、そこも大工さんたちの力も大いにかりて、上手く仕上がってきています。
敷地の雰囲気ともお客様ともとても上手く合った「ここちよいお家」が完成に向かっていて、とっても楽しみであります。
皆様も完成をお楽しみになさっていてください。
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