新年も現場から。
皆様あけましておめでとうございます。(少し遅いですが)
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
上の写真は、弊社のお正月のお飾り、「手斧(ちょうな・ちょんな)」と「指金(さしがね)」「墨壺(すみつぼ)」という、大工さんの昔からある道具を、鏡餅と一緒にお飾りするのが、ずっと続いている弊社のやり方。これは、会社の打ち合わせ室におまつりするもので、あと神棚やほかの場所に6セット造るのが、31日の私の大切な仕事。
他にも、31日はお墓参りに、1日の代々お参りする東大阪の神社様と高野山へのお参りの用意もあって(高野山でも鏡餅セットをつくります)、なかなかに忙しいのであります。
そして、1日も朝から夕方までお参り、2日も3日もお参りなどもありまして、なかなか寝正月というわけにはいかないのですが、お正月の気持ち良い空気の中手を合わせたりしていると、私もご先祖と同じことをさせてもらっているありがたさをひしひしと噛みしめることができ、とても幸せな気持ちになるのであります。
はい。やっぱり新年スタートは現場からが良いですね。年末の写真になりますが、こちらは、和歌山市で始まったN様の現場。
地盤調査の結果、地盤が少し緩かったので、杭打ち工事からであります。
こちらは砕石杭と呼ばれるもの。正面に見える大型のドリルみたいないもので、穴を掘っていきそこに砕石とつめていきます。砕石の柱みたいなものが地中の硬い地盤から何本も立って、その上のお家を支えているイメージです。
土を置き変えるのか?杭を打つのか?何もしないのか?は地盤調査と呼ばれるもので、地盤の締まり具合を測定して、その数字と廻りの状況(崖?擁壁?廻りのお家の塀がひび割れ?)などから判断するのですが、「こうだったらこう!」みたいに簡単には言えなくて、専門業者さんのご意見もお伺いしながら、最終的には弊社の設計で判断し、お客様にご報告して決定します。
よく締まった地面ならよいのですが、緩い地盤も日本には多いですから、こういう「地盤補強」という工事もままあります。杭にするのか?ほかの方法が良いのか?杭でもどんな種類のものが良いのか?
これもまた、敷地と周囲の状況を考えあわせて判断し、あとはコストなども考え、お客様と相談して決定です。ここも「この場合はこれで!!」なんて簡単には言えないのですが、こちらの砕石杭は弊社が好きで、お客様にご提案することが多いです。
土の上に砕石をまいたみたいに見えますが、これが地中何メートルも埋まっているわけです。砕石杭の良さ?などは、かなりマニアックになって長くなるので、今日はさらっと。また別の機会に。
はい。これで新年も無事スタートであります。
皆様!本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
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