野上のブログ

地味ですが。

今日は久しぶりに現場から。

お盆休み中で雨が終わってくれて少し涼しくなってくれれば現場にとっては最高だったのですが、今週に入っても雨が続き、棟上げに向けて何とか進めなければいけない仕事を雨の中でも大工さんが頑張ってくれています!というのは、前回少しした話。そして、そんな程度で済んでいる私たちは、災害に合われている方には比べればありがたい限りでありまして、不平を言うなんてもっての外でございます。

さて、棟上げが控えてるなどどうしてものことで、それも1日や2日程度なら何とかなりますが、大工さんたちは基本的に雨の中で外の作業は避けます。ならば雨が続くと大変ですね。とお客様にご心配いただくのですが、上の現場のように屋根下地=野地が終わっていて、外壁の下地の防水シート(正確には透湿暴風シート)が張り終わっている現場ならば、大工工事は進むのです。

はい。こちらは、和歌山市秋月の日前宮様近くの現場。この間は野地工事の模様をお伝えしましたが、今日は、一転して下の工事。

給水管や排水管の工事の様子です。前もって基礎に穴をあけていた所に排水管を通し、そこから水勾配を計算して、トイレやキッチンの下まで固定しながらもっていきます。(基礎には構造計算をしたうえで、基礎工事の段階で前もって穴を設けています)

場所や用途が変われば、排水管の太さややり方も変わります。

赤い管はお湯。青い管はお水。まだきちんと整理されていない部分もありますが、床下にはこんな給水給湯管や排水管が走っているわけですね。ここに電気の配線なども加わってきますが、一つ注意したいところは、将来白あり点検や水漏れ点検などで、床下に入ることがありますから、きちんと床下を動けるように整理しておくこと。

せっかく床下に人が入った時行き止まりにならないように、基礎に人通口(人がはって通れるようにした穴)を設けているのに、その真ん前に排水管が通ってたら意味をなしませんからね。弊社の建物の場合、後々の定期点検は弊社が行いますので(1年3年5年10年と無料の定期点検がございます)、後の自分たちの首をしめるようなことはしませんが。当たり前ですが。(いや、定期点検がなくても気を付けますけれども)

まあ地味なところですが、やっぱりこの辺も仕上がると隠れてしまう部分で、後々のことを考えても非常に重要な部分ですから、きっちと水道屋さんと打ち合わせ&チェックが必要なところです。

全体的には現場こんな感じ。(実はお盆休み前ですが)

ここから内部は床張りへと進んでいきます。

最後におまけ。天窓。すでに気持ちよいですね。天井が張られると、もっと効いてきますのでお楽しみに。

はい。ではまた次回。よろしくお願いいたします。


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