野上のブログ

おおづめ。

和歌山市県庁近くのA様家は、大工工事が大詰め。大工さんの工事が終わると、塗装屋さんが木枠を塗って→クロス屋さんが壁や床にクロスや和紙を貼って→左官屋さんが壁天井を塗って→タイル屋さんがタイルを張って(タイル屋さんは前後しますが)と進み、仕上げ工事は終わり。

ついでに申し上げますと、その後は、電気屋さん&水道屋さんの器具付→大工さんの養生めくり→美装屋さんがお家のクリーニングと床塗装(弊社の場合は)→畳・フスマ・網戸→大工さんの棚板などの最後の調整。これでお引渡しとなります。(普通はまだこの頃外構工事をやっておりますので、お引渡しは外構工事が終わってからですね)

大工さんの最後の工事となりますと、木の建具入れ。今や、既製品の建具を入れる家づくりがほとんどだから、木の建具を削って調整して入れていくなんでやったことない職人さんも多いとは思いますが、弊社では大工さんが入れていきます。

工事風景を見てもらうと分かるのですが、ハンドルや鍵、コマなどを入れて、微調整しながらはめ込んでいく作業は、なかなか手間がかかり、それはそれで熟練を要する作業。けれど、手づくりの木の建具を使う場合は欠かせない作業となります。(「切込み」とか「吊り込み」とか言われる作業工程)

けれど、手仕事でつくる木の建具はやっぱり良いものでありまして、デザインも自由だし、風情や質感も既製品とは大分違います(色んな既製品ありますが、木目シート張りのものなどろ比べて)。耐久性も良いですし。手間はかかるけど良いものは良いのですよ。

先程の建具を拡大。手を掛ける部分を色の違う木にして、手掛け用の溝を掘ってます。実用的とデザインが上手く結びついたもの。先人のデザインを頂戴しております。

他にも網戸と雨戸を兼ねた木製ガラリ戸(間に網を張ってます)や、

リビングエアコン前のガラリなども入ってます。

さらには、

木の造り付け家具も出来ておりますし、

洗面所の棚も納まっておりますし、洗面カウンターも水道屋さんにボウルや蛇口を付けてもらうのを待っております。

玄関にはタモ無垢材の手すりもついております。(左の床から天井にのびる棒)

細部まで「こだわり」をたくさん詰め込んだこのお家も、いよいよ完成が見えてきて感慨深いものがありますね〜。大工さんが、良い仕事で本当に上手く納めてくれました。

ここからドシドシ進んでいく「仕上げ」工事が本当に楽しみ。その模様はまた後日。

GWは暦通り2・3・4・5と現場もお休みを頂戴します。その間は展示場もお休みをいただきますので、ご注意くださいませ。何卒よろしくお願い申し上げます。


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