まるにまる。
週中に祝日祭日があると、前後の予定の調整で逆に忙しくなるんですよね〜。祝日祭日の休みなんてなくなれば良いのに。と思うのですが、なんて言うと叱られますか(笑)
お客様との打ち合わせは進みますから、ありがたい面もございますね。昨日の建国記念日は契約を2棟させていただきました。じっくりと温めながら進めてきた家づくりが進んでいくのが、今から楽しみ楽しみです!
さて現場。上の写真は岩出市根来のA様家。床の間の仕事にとりかかっております。床柱を仮に立てている所。
こちらのお家の床柱は赤松丸太。お客様と一緒に設計の福井君が大阪鳥飼銘木団地に見学に行って選んできた逸品。お茶室などによく使われる風流な床柱です。そして、後ろをよく見ていただくと、もう一本丸太があるの分かります?
この丸太は床に置かれて(正確には「置く」ではないけど)赤松丸太の床柱とくっついてきます。そこをどう納めるか?山本棟梁と福井君で現場打ち合わせの模様がこちらの写真なわけです。
さて、今や無垢(本物)の木を使った家づくりが珍しくなっておりますので、窓枠などお家に現れてくる木は、ほとんど集成材か木模様のビニールシートを張った既製品。もちろんそれはそれで良いのですが、弊社はそういうものを使うと経年の風情もなく愛着もわかないと思うし、何より美しくないと思うので、そういったものは使わないようにしています。
だから、お家のあちこちでこんな風に本物の木同士の接合があって(見えてくる部分に)、そこにはたっぷりと大工職人の腕と経験が必要でありまして、だから社員大工制で優れた大工職人を育て続けているわけです。
そして、このように角材同士の接合でも難しいのに、
丸い材と角材の接合はもう一つ難しい。
さらに、今回これから施工していくのは
「まるにまる」=丸い材と丸い材の接合で、もっと難しいわけです。ただ、大工さんもこういう仕事は面白いと見えて、一つも面倒くさそうにしておらず、逆に楽しそうなのが、見ていてこちらも嬉しくなるところ。
まるにまる。といえば
こういう「ひかる」という作業もあります。こちらは丸い柱を石の凸凹にあわせて削ってピタッと当てはめていく作業。まさに匠の技ですね。
現場ではこんな作業がたくさん。木の家が一つ一つ丁寧に出来ていく現場をご見学なさりたいかたはいつでもおっしゃってくださいね。色んな疑問も解決するかもです。
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