野上のブログ

工事スタート杭打ちから

先月末に地鎮祭でスタートした和歌山市東部郊外のF様家。連休明け「杭打ち」から工事スタートです。

「杭打ち」とは、お家が建つ敷地の地盤が軟弱な場合(地盤調査の結果)、その上に何もせずにお家を建てると将来下がって家が傾いたりする恐れがあるため、地中のある程度よい地盤層まで杭を打つ。

詳しくは「杭打ち」で検索するとイメージはすぐ分かりますが、要はお家の下に電柱のようなもの(杭)が一杯あって、それが、地中の硬い地盤まで届いている。だから、硬い地盤より上の軟弱な地盤が関係なくなるということです。

その杭の種類も色々あって、それは建物の大きさや種類、敷地の条件なども絡みますし、「液状化の恐れ」なんてキーワードもあって様々です。そこは建築会社さんそれぞれの考え方や好みもあるので、一概にどれが良いと言い切れませんが、弊社が好きなのは、「砕石の杭」。

なぜ良いと思っているか?はまたご興味ある方に個別にご説明させていただきますが、地中に埋まるものがコンクリートの柱などではなく砕石(つまり石)という所と、水気のある所には良いなという経験と実感があるからです。

先程の重機で穴を掘っていくと、実際の土が出てきます。地中を輪切りにして見れると(蟻の巣の研究のように)良いのですが、事前の地盤調査でそれは不可能だから、あくまでも調査結果は推測です。もちろん確度はありますから、調査結果はまず正しいけど、実際の地中3mとか5mとかの土がでてくると、よ〜く分かります。「杭打っておいてよかったな」と。

途中の工事風景は飛ばして工事が完了するとこんな感じ。先程掘った穴に砕石が詰められていきますから、こんな砕石の塊が何本も。工事が終わると、表面に砕石を撒いただけみたいに見えますが、この下、地中に5mほどこの砕石が詰まった柱(杭)となっています。

その次は基礎屋さん。いつもの大林さんの登場です。

そして、今日はここまできています。この後に鉄筋が組まれてコンクリートが打たれていきます。

清々しいお天気の中、来月初めの棟上げに向かって現場は順調に進んでまいります。また現場の模様はご紹介していきますね。お楽しみに!


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