またまた出てきました!(古民家、古民家リノベーション、リノベーション、日本家屋リノベーション)

着々と進む、和歌山市東部のH社様古民家リノベーション。
そういえばまだ外観をご紹介したことがなかったかもしれませんが、このような立派な古民家。カッコいいですねぇ。良い材料にとても手間のかかった仕事を施されている、素晴らしい古民家。
このようなお家は大体屋根裏に「へい」というものがあって、そこに棟上げの日などが記載されているのだけど、たまに途中のリフォームや修理の際に下ろされている場合もあって、こちらもそうなのか?なかなか出てきません。
が、

押入れの壁をめくると、こんなの出てきました。古民家などでよく見るのですが、押入れの内部の左官壁に新聞紙が使われていて、
そこに、明治24年と。なるほどその頃建てられていたんでしょうねぇ。ということで軽く100年オーバーの約134年。凄いですね。やっぱりきちんとした材料と大工さん職人さんで建てたものはしっかり残るんですねぇ。
工事は、

母屋は床下地が終わって、桧の無垢板を張り始めています。

どんどん工事が進むと、ぐんぐんとお家が蘇ってきて、ホントに良くなっていきます。だから、現場に行くのが楽しくて仕方ないのですが、そうなるのは、元々このお家の持っている魅力があるから。やっぱり家づくりしているのなら、こういう建物を建てられなきゃですよ。ほんまに。

とても面白い空間になる離れも、工事がどんどん進んでいます。天井の下地や土間のコンクリートを打つ準備もできてきて、こちらもぐんぐん魅力が出てきています。
ちなみに、このアングルで見えるのが母屋の玄関。この離れから見えている母屋の中に来客をお出迎えする仕掛けが出来ます。
お家の門の位置も変えて、お客様はまずこの離れに入ってから、この入口を通って、母屋に向かうのです。
実はこの構想はH社様の社長様が初めからもっていたもの。正直に告白しますと、初め私、その意味があまり分かっていなかったのです。上手く説明できませんが(完成すれば良く分かってもらえると思います)、この離れにまず入る意味、そして母屋で迎える仕掛け。
工事が進むとその意味が良く分かってきまして、私、本当に脱帽です。

母屋でお客様を迎える仕掛けに一役買うのが、このお家にあった、この素晴らしいタンス。これをどうするのかは完成してからのお楽しみにしていただきますが、これに目を付けていたのも社長様。完全に脱帽です。やっぱり凄い人って居るんですよ。
そうそう、立派な古民家と言えば、今月スタートした岸和田のお家もとんでもなく立派。こちらは今難しい解体工事(部分解体)に解体屋さんが四苦八苦してくださっていますが、またこちらも進めばご紹介していきます。
新築も楽しいけど、リノベーションも本当に面白いです!
皆様も古い日本家屋がありましたら、簡単に潰すのはもったいないですよ。
って事でまた来週。
(久保さんのBlog先週から始まりましたが、めっちゃ面白いですねぇ。負けない様に頑張ります)
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