現場にお客様 (中間検査、木の家の構造検査、木の家の構造)
少し前のお話。
只今進行中の現場にたくさんお客様がお見えになりました。とは言っても現場見学会とかではなくて。(またやらなきゃ・やらなきゃとは思っているのですが、ついつい工事の進行で一杯になってしまいまして)
柱や梁が組まれるのは棟上げですが、その後屋根下地(野地)の工事が終わって、筋交いや間柱が入った頃、つまりお家の構造がほぼ出来上がった頃。(木造で鉄骨でも骨組みで構造がもっているのがやっぱり構造の基本だと私は思いますです)
その頃に普通、木の家は、お役所と保険の検査を受けることになります。
瑕疵保険の検査にくる方は設計事務所の方など、経験豊富な方が多いのですが、お役所の場合は経験の少ない方が多くなるそうです。(とは言ってもね。役所の方は皆頭が良くて真面目な方が多いので、お若くてもしっかりと見てくれますがね。そういうと前者の方がそうじゃないと聞こえますねぇ。そんなことないですよ)
実は、こちらのお客様がお役所の建築課にお勤めでなんです。後輩に経験を積ませてあげようということで、本当の検査の前に自分のお家を使って検査の実習をさせてあげようということになったわけです。
お家の検査を実習するって、よくよく考えると、このように無理して造らないと(モデルの家造るなんてできないし)そんな機会あまりありませんよね。
お若い方がたくさんお越しいただきまして、
皆様でチェック・チェック。
経験豊富な先輩の方に、色々と教えてもらいながら。
現場で作業している山本さんや戸高君、冨本君、などうちの大工さんたちも、20名近くの方が現場で細かい所をチェックしてくださっていますから、心なしか、ちょっと緊張していて面白かったです。
ですが、皆さま建築現場に経験の少ないかと思いますが、しっかりご覧になられて理解されておりました。やっぱり頭なんですねぇ。
まあ、でも大学を出て、お役所に入られて先ほどもあった様にあまり研修などない中で、現場にいって、元気は良いけど、分からずやの工務店のおっさんたちに悩まされながら、一生懸命見て間違いなどを指摘する。これも大変ですねぇ。お疲れ様でございます。
このプレ検査のおかげで、当たり前ですが本番検査も通りまして、
現場は次の目標、床板張りに向けて進んでいます。
それではまた来週。
暑さに負けずに頑張りましょう。
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