横の線。(ベタ基礎一発打ち、棟上げ、基礎工事)
毎年、梅雨ってあんまり雨降らなくて、工事現場の段取りもそれほど困らせられることはないのだけど、今年はしっかりと降りますね。おかげで工事の段取りも難しく、予定がずれてきていたりするのですが。
こちらの和歌山県御坊市のI様家も、棟上げが雨の関係で1週間ずれて今週末。今週は天気を大丈夫そうですので安心しておりますが、現場ではしっかりと基礎が完成しております。
基礎屋さんのおかげで綺麗な基礎が出来上がっております。
ちなみに、
こちらの出来上がった基礎と比べての違い分かります?
どちらも土間全体をコンクリートを打つ「ベタ基礎」と呼ばれる基礎ですが、外周部の立ち上がりに注目です。
上の物は下のものと比べて横の線がありません。分かります?
これは基礎工事のやり方で出てくる線で、普通のベタ基礎はこのラインが必ずあります。これがないののが「一発打ち基礎」というやり方。シロアリや水に対して良いので、手間はかかりますが弊社はこのやり方をやっております。(ご興味のある方は「一発打ちベタ基礎」などでググってみてください。弊社の昔のBlogも出てきますが)
といっても、弊社もこのやり方をやれるようになるまで時間がかかっておりまして、ここ10年前位から。それまでは一般的なやり方(横線の入る)でしたし、今でも家づくりのほとんどがこちらですから、きちんとやれば決してそれが悪いってことではありません。(昔の弊社のベタ基礎のお家も当たり前ですが、今でも何の問題もなくしっかりしています。)より良いと思うから、一発打ちをやっているってことです。
《SNSなどが当たり前になって、昔と比べて圧倒的な情報量です。だから家づくりでも「こうでなきゃいけない!」とか「こうすると大変なことになる!!」とかの情報が溢れかえっています。けれど、あまり過激な意見、分かりやすすぎる断定にはご注意くださいね。》
ただ、このような断熱材をコンクリートの中に埋め込む手法は、一発打ちをできる前は決してやれませんでした。シロアリにとても強い一発打ちをできるようになったおかげで、幅が広がったと言えますね。
作業場では柱や梁の刻みも終わり、あとは現場へ搬入されるのを待つのみ。
家づくりの大きな節目の棟上げに向かって、現場も作業場も緊張して静かに待っているという感じ。また棟上げの模様は後日に。
ホームページのリニューアルに伴い、ブログも新サイト内に統合しました。
過去のブログの記事(2020年以前)はこちらからご覧いただけます。