木が一杯① (吉野桧、吉野杉板、野地板化粧、手刻み、無垢の家、有孔板)
投稿したつもりのBlogが全然アップされていなくて、2週間振りの更新になりました。こんなに空いた事は始めてから今までなかったので、誠に申し訳ございません。文字通り「忙しい」になっていてはいけませんね。もっとしっかり確認いたします。
さて、現場の様子を。
1月末に棟上げをし、「野地=のじ」という屋根下地工事(=屋根をかたちづくる工事)も終わった、和歌山市のN様家。
ルーフィングと呼ばれる防水紙も貼られています。あとはこのルーフィングを押さえながら、屋根屋さんが屋根を施工していってくれます。もちろん、屋根の仕上げ材で雨は止められるわけだけど、万一侵入した際にこのルーフィングの防水層で止める、という2段階を考えます。
この考え方は外壁や他の部分でも同じで、雨の多い、風の強い日本では必要な備え方ですね。
このルーフィングの貼り方や壁へのおりあげ方、被せ方、色々とルールや気を付けなければいけない所も多く、結構後々の肝になってくる所もあるのですが、またそれは別の機会に。
内部は柱と梁の骨組みであった棟上げ後の姿から、間柱(壁下地になる小さな柱)や筋交い、なども入り、木が一杯で、ボリューム感がなかなか。現場をご覧になられたお客様からは、「ほんまに木一杯ですね。なんか凄いですね」とよくおっしゃっていただきます。
1階の梁と柱。
「軒裏=のきうら」と呼ばれる、外部に見えてくる屋根の裏もできました。見えてきますから、もちろん綺麗な杉板で。それを支えている黄色っぽい木が弊社が吉野杉・桧と同じく大好きな「米ひば」材。とっても美しい木ですね。よく見ると、真ん中で継ぎ合わされている様な?これは、金輪継とよばれる2本の木を一本につなぐ伝統の技であります。
最後に
先日お邪魔したお客様家の倉庫内部。もちろん弊社で建てさせていただいた木の家ですが、こちらでお客様のご要望で壁面一面に張った「有孔板=ゆうこうばん」。とても上手く使われているので、パチリと。
はい、とても参考になります。弊社はセンスの良いお客様方に支えらえております。ありがとうございます。
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