力を合わせて (和室天井、木の天井板、縁側天井、葦天井)
最近さぼって、すっかり週一更新なってしまって申し訳ございません。来年からは気を入れ替えて…
さて、あっという間に今年も終わりそう。もう来週末が大晦日だなんてシンジラレナイ。まだまだやること一杯あるのに、今まで一番年末感のない年末でございます。忙しい上に、社内にもあの感染症の自宅待機者も出てきて…年末のご挨拶廻りもなかなかいけず、新年あいさつになっちゃうかもですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、ついつい気も急いてしまいがちですが、こんな時こそ落ち着いて、原点の現場に帰りましょう。
そろそろ大工工事も佳境に突入してきた、大阪府南部のM様家。
ちょっと前の写真ですが、
こんな風にあちこちで壁下地が立ってきて、入口の木枠も入って、ほとんど室内の空間の雰囲気はつかめるようになってきました。上の写真はキッチン脇、階段下利用の食品庫。
天井下地も出来て、ここに天井を張っていくわけですが、今日の話題はこちら。
和室の天井です。昔からよくある和室の木の天井板の施工風景。これって、下から天井板を止めているわけではないのですね。写真では上手く説明できませんが、普通のボードを張るのとは全然違います。大工さんの経験と腕が必要で、誰でもできるってものではありません。
だから、こちらのお家の担当の若手大工の金子君にベテラン大工の濱口さんがついて、一緒に力を合わせて施工中。狭い天井裏に頭を突っ込んで水平具合も見ながら金子君に指導をしながら一緒に張っていきます。
おかげで綺麗に天井が張られました。
そして、
先ほどの和室につながる縁側の天井は、またこんな風流な天井。葦の天井板、継ぎ目には煤竹。こちらも難易度は高いですが綺麗に施工されました。
はい。こうして技術も引き継がれながら、現場は寒さに負けず元気に進行中であります。
来週あと一回更新で今年も終了。よろしくお願いいたします。
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