野上のブログ

丸太梁を見せる!

「和」の家が好き!と言っても、少しづつ皆様お好みは違うわけで、①ゴテゴテっとした、いわゆる「和風」が好きな方、②料亭やお茶室などにも通ずる線の細いすっきりとした和、数寄屋③木の見えるバランスはそれほどなくて、北欧的な感じもするモダンな「和」、④古民家などに通ずる素朴で力強い「和」、などなどあります。

弊社が得意なのは②〜④ですから、お客様もそういうお好みの方がほとんどですが、木の家が良い!和の家が良い!と言っても、その見せる量・感じさせる雰囲気、少しづつの違いはあるわけです。

そんな中でも梁を見せるか見せないか?は結構あって、見せたら古民家風になるって、そんな簡単なわけでもないのですが、丸太の梁となると、結構民家風な色が強まってくる感じですね。今日はそんなお話。


海南市のH様家築50年日本家屋リノベーション。随分進んでおりまして、大工さん工事も佳境。(H様家は住まいながらリノベですから、一旦今工事中の部分を仕上げ、その後引っ越しいただいてから、今お住まい中の場所をリフォームしていくのです)

こういう日本家屋の内部を解体すると姿を現すのが立派な丸太梁。これを見せるか?見せないか?大体は古い日本家屋をリノベする方はお好きな方が多いので、ほぼ見せる方が多いのですが、どのように見せていくのか?はなかなか難しい所。

経年して良い風情のでている立派な丸太梁。こんな感じで見せていくようにいたしました。無理なく納まったのではと思います。

こちらは只今内部解体中(大工さんが)の日高川町の古民家。予想通りの素晴らしい梁組が現れてきました。

お家の構造である梁組がそのまま美しい。「用の美」とはちょっと違うかもしれませんが、飾るわけでもなく実用的がそのままデザインになるというのが理想なわけで、やっぱり古い歴史で積み上げられてきた日本建築は凄いんですね。

この梁組をどう見せていくか?にセンスが問われているわけですので、現場で大工さんと一生懸命考えてまいります。

こちらは古民家リノベの実例。以前は隠れていた梁組を現してくるだけで本当に美しくなります。

こちらも立派な日本家屋のリノベーションですが、古民家の造り方とは少し違うから見えてきている梁組の雰囲気も少し違います。こちら位の見せ方なら、古民家とは少し違って、モダンな感じもいたしますね。

今日は丸太梁のお話でした、詳しくはまた展示場や見学会開場でどしどしご質問くださいませ。

そうそう。8日の見学会ですが(こちらのお家は梁は見えておりません)、予想通り予約が埋まってきました。空き時間はもう少しです。もしご興味のあられる方はお早目にお申し込みくださいませ。

それではまた来週!


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