若手大工頑張ってます
大工さんの数が少なくなってきて大変困っているなんて話は、ここ数年この業界では叫ばれていることで、色々な原因はあるのだと思いますが、要は業界として若い大工さんを育ててこなかった&大工さん職人さんを便利使いしたってことなんだと思います。
《もちろん、古い慣習などもあって、そんな簡単に言い切れないのだけど、究極言えばやっぱりそうなんじゃないかなと思います》
弊社はずっと社員大工制。ちょいと前は時代遅れも甚だしい&どんくさい、アホちゃうかなんて言われていたけれど、大工さん不足になってきて、全国でもしっかりした工務店さんは社員大工制を初めている所もあって、なんだか社員大工制が新しい感もあって、なかなかおもしろいものです。
ただ、弊社はお客様にはここちよいお家でずっと愛着をもってお住まいいただく、そのお家を優れた大工職人の手仕事と洗練された設計デザインでつくる。住まい手も楽しい、つくり手も仕事が楽しい・やりがいのあるという仕事をさせてもらいたい!
そんな所はずっと・そして、これからも変わりませんので、大工さん職人さんはとても大切。というか心臓部。だから大切にして、ベテランの技や知恵を若い大工さんにも伝えていくのです。
と前置きはそこそこにして、23歳と21歳の弊社最若手の社員大工さん二人、現場で頑張っております。
こちらは和歌山市北部のk様家。吉野の山から切り出され、奈良の製材屋さんで板にして、弊社倉庫で乾燥&選別&加工され現場に運ばれた吉野杉の赤身板。現場で戸高くんが所定の大きさにカットしたりインターホンの配線穴などを開けながら張っていきます。
丁寧にきっちりと張っていきます。
綺麗に仕上がりました。カンナを当てられている杉板は雨の日も水をはじいて美しいんですよ。杉板は、時間が経てばもちろん汚れていくのだけれど、その経年もプラスチックなどとは違って美しく汚れていって味になっていきます。できるだけ、いつまもで新品の美しさを保つ&ピカピカした感じがお好みの方は、外壁の板張りは向かないかもしれませんね。
海南市のH様家のリノベの現場には金子君。ベテラン大工の高石さんの言葉をもらさないようにメモっておるのが感心感心。現場でのお客様と私の打合せ、ベテラン大工さんと私の打合せも側でメモとっていることもありますし、一生懸命です。
昔の大工さんの「技を盗め!」からすれば「こんなのダメだわ!」と言われるかもしれませんが、時代に合わせて変わっていかねばならない部分もありますからね。
こちらの現場はメイン空間の梁の見え方も表れてきました。出来上がりが楽しみです。色々と面白い部分も出来てきていますから、またご紹介いたします。
それでは今週も張り切ってまいります!
そうそう、最後に。社員大工さんは常に募集中です。社員大工さん希望の方はこのウェブサイトの中に求人がありますから、何でもご質問・ご相談くださいね。(うちの若手大工さんもFacebookのメッセージで大工希望!ときましたからね〜。どうぞお気軽に!)
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