リフォームから色々と考える
新型コロナのニュースが続くのは毎日のことですが、最近では「これによって働き方が変わる」とか「アフターコロナでは社会が大きく変わる」などの話もよく聞くようになってきました。住宅建築業界でも家のあり方や、住まい手のお家に対する求めるものも変わっていくのでしょうね。ただ、お家の時間を大切に、お家での心地よさをより真剣に考えてくださるのは、家づくりに真摯に取り組む地域工務店・設計施工工務店にとっては有り難い方向ではないかと思います。
この間の「書斎」の話でもありましたが、お家に居る時間が長くなるからこそでしょうか、最近色々とリフォームのご依頼をいただくことが増えてまいりました。
150年地域の皆様に可愛がっていただいている工務店ですから、代々ご贔屓にしてくださるお得意様も多く、常に「修繕」や「リフォーム」のお仕事は頂戴しておりまして、それは本当に有り難いことでございます。上の写真のお客様も曽祖父の頃から可愛がっていただいております大変にありがたいお得意様。
今回は使わなくなった車庫のリフォーム。詳細は省きますが、板塀を設けて上手く利用できるように。いつもながらですが、やはり吉野杉の板は美しく、どんな所にきても負けませんね〜。こういう材料を上手く(それほど高価ではなくて)仕入れられる所が「つくり手工務店」たる弊社の強みなのですが、それはまた別の機会に。
また今月は、私が設計事務所修行を終えて和歌山に帰ってきた約20年前に新築をさせていただきましたO様家の水廻りのリフォーム等をご依頼いただいたり、10年前に新築させていただいたK様の車庫の新設なども。
それから先日お電話いただいたのは、『高い所の窓拭きなどを今まで◯◯(大手掃除会社さん)に依頼していたのだけど、来てくれていた職人さんが高齢で辞めてしまって…大彦さんそんなこともやっていただける?』と。もちろんお家のことは何でも喜んでやらせていただきます。
他にも、植木屋さんが高齢でやめちゃって…とか、高齢になったので年末の大掃除ができなくったんだけど…とかもありますし、以前建てた工務店さん(大工さん)がやめてしまって、簡単な修理とかメンテナンス頼める?なども増えてきました。もちろん全部喜んでやらせてもらっておりますが、やっぱり、色々と今までなんとかなってきていた社会システムというか、(あまり難しいことはわかりませんが)仕組みが回らなくってきているかもしれませんね。
工務店は地域の社会インフラの側面も十分ございますので、私達も一生懸命頑張って地域のためにもっとしっかりしていかねばなりませんね。さっ、明日もがんばります!!
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