野上のブログ

ロールスクリーン建具?

弊社は「ものづくり型工務店」ですから、大体何でも造ります。

お客様の「こういうものができないか?」というご要望に、それが悪い方向に変わってしまうものでなけれは「できません」という事は滅多にありません。

何てったて、既製品をほとんど使うことなく、更地にお家を建てるわけですから、そりゃまぁ大体は出来るわけです。

ただし、それには良質な材料と腕の良い職人さんは必須なわけで、昔なら当たり前に出来ていたことも職人さんがいなくなってきていることで、出来にくくなってきています。弊社は社員大工制ですから、大工技術は大丈夫だけど、建具やフスマの職人さんや、製材の技術など、協力業者さんたちともなってくると大変。

けれど、それはきちんとした良い仕事をやり続けていけば自ずと自分たちの廻りでは守られていくわけで、それにはご理解いただけるお客様の存在が絶対必要。当たり前の仕事をさせてもらっていることに感謝感謝であります。

前置きが長くなったのは、今日は写真&内容が少ないから。。

ただいま建築中のH様家では、お客様から高名な建築家の写真を見せていただいて、「こんな布地の引戸にしたい」とご要望をいただきました。まずは建具の桟のデザインを決めて、

ここにロールスクリーンに使う生地を、記事だけ内装屋さんより分けていただいて、

建具屋さんにフレームの中に組み込んでもらいました。と言えば簡単ですが、ロールスクリーンの記事をたるみなく引っ張りながら、かつ破れずに建具のフレームの中に入れるのは、そしてそれをずっと維持するのは実際なかなか難しい。そこを解決したのは弊社の誇る腕利きの建具屋さんのおかげ。「ぶーぶー」文句を言いながら、色々と工夫を施して、試作を造って、材料を色々試して、上手くいけば「こうするんや!」と弊社に来て説明してくれる。

文句は言ってるけど、やっぱり難しい仕事が大好きなのね。と、とても面白かったです。

ここの制作もようは、建具屋さんの工夫ですから勝手に紹介しちゃうと怒られそうですが、近日YouTubeにてアップしてしまおうと思っております。

もひとつ。戸先の方にスリットを入れた建具。図面通りに上手く造ってくれるもんだなと現場で関心しておりました。

一人一人の腕の良い職人さんたちによって、弊社のお家の質は保たれていることを実感いたします。

はい。ということで今日はここまで。ではまた次回。よろしくお願い申し上げます!


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