今度は削ろう会!(手刻み大工、社員大工、手刻み、墨付け)

3月初めは和歌山城ホールで開催された【和歌山北部のものづくり企業の職人さんたち】にフォーカスをあてた『和歌山ものづくり文化祭2025春』に3回目の参加をしてきました!なんてお話をしましたが(この投稿はコチラ)
今週末の日曜日は大阪府交野市で開催される『削ろう会』へ。
こちらは、日本全国から腕自慢の大工さんたちが集まって、カンナの薄削り日本一を決める大会!弊社からも若手大工さんが参加させてもらうのですが(これは、大工さんが自主的に参会するもの)
そこで、弊社も参画している『手刻み同好会』(日本伝統の大工さんの技「手刻み」の良さを広く社会や同業者に伝え、しっかりと残していこうと、大学教授、建築家、工務店、大工さんが協働している会)が、小屋の棟上げ実演を行うのです。
3年前も手刻み同好会で吉野で棟上げ実演を行いましたし、それにヒントを得て、先のものづくり文化祭でも毎回実演しているわけですが、、、
今回はちと違うのです。
なんてたって、「削ろう会」。日本からプロ、それも腕のある大工さんが集まります。皆さん凄い方ばっかだから一家言もっているだろうし、目も厳しい。悪く言えば「うるさい」わけです。
3年前吉野で実演した小屋の材料をだしてきて、それをまた調整し、足らずの材料などはもう一度段取りして、新たに大工さんたちが加工をして、

弊社の作業場で仮組。
昼はお客様の現場のお仕事がありますから、夜仕事が終わってから。(あっ、もちろんこれもお仕事です)
3年前からの流れで今回も中心になってやっているのは大工の金子君。けれど、皆、夜な夜な手伝ってくれておりました。素晴らしいチームワークです。

複雑な加工同士がピッタリとあうように、何度も調整を繰り返します。組んでは外して削り、組んでは外して削り。。
見ているだけの私からすれば、「もうぴったりとはまっているし、ええんちゃう」と思いますが、もっとぴったりと、きちんと、とこだわります。
ものづくり文化祭などは、お客様のお家と違ってあくまでもデモンストレーションだし、ご覧になられるのが一般の方ですが、今回はプロ。しかも凄い人たちばかりで、見るところが違いますからねぇ。
恥ずかしい思いはしたくないようで、お客様のお家のような気合が入って、延々と調整作業が続いておりました(作業は先月で終わっています)
いよいよ本番が今週日曜日。私も一緒に緊張しながら参加してまいります(私は見ているだけだけど)
さて、そんな大彦の大工さんに新しい仲間が加わりました。
4月1日から入社してくれたのは、高知県からやってきたピカピカの18歳のⅠ君。高校生の頃からインターンと職業体験にはるばる弊社にお越しいただいておりましたが、その頃からその一生懸命な仕事ぶりと丁寧な仕事を皆に評価されておりました。
仕事への情熱やセンスはばっちりですから、次は皆についていく体力をつけていきながら、実際の現場で腕を磨いていくことになります。
彼も、先ほどの削ろう会への棟上げ実演に先輩と参加しますが、

彼の歓迎会も兼ねて、4月初めに和歌山城にて恒例のお花見。
先輩と一緒に夜店を回って射的なんかをやっておりましたよ。今後が楽しみであります。弊社では、手刻み大工さんになりたい!と志をもっている方を常に募集しております。(先週は京都から21歳の子が見学にお越しになられました)是非ご応募いただければ幸いです。
しかし、18歳は若い。弊社の大工さんの最年少は26歳ですが、やっぱりものがちがいますねぇ。まぶしいです。自分の18歳の頃と言えば、何年前なんだろう?
やめときましょう…
ホームページのリニューアルに伴い、ブログも新サイト内に統合しました。
過去のブログの記事(2020年以前)はこちらからご覧いただけます。