野上のブログ

家具屋さん登場 (造り付け家具、キッチン造り付け収納、お茶室)

和歌山市のN様家の現場は、大工さんの工事がほとんど終わり、これからは左官屋さんやクロス屋さん、塗装屋さん、タイル屋さんが登場してくる仕上げ工事へと移行する時期。この頃に現場に登場してっくるのは「家具屋さん」。とは言っても、街中で椅子やテーブルなど家具を売っている家具屋さんではなく(同じ場合もありますが)、建物中に造り付け家具を造ってくれる所。

いつも弊社がお願いするのは、山の木家具さん。社長が現代の名工の表彰もされた素晴らしい家具屋さんでありまして、いつも良い仕事で助けてもらっています。

こちらのお家にはキッチンバックにとっても長い造り付け収納がありまして、そちらを。

家具屋さんの工場で造られてきたものが搬入され、

それを微調整しながら組んでいきます。このように造り付け家具屋さんは。壁や天井などの下地が出来た後の現場で、ブロックブロックで造ってきたものを、つなげていくのが特徴。

その反対に、

こちらの正面と左手の家具や、

こちらの下駄箱のように、壁を張る前からカウンターなどを壁に埋め込んで固定して、その後で前の建具などを造っていくのが、うちの大工さんたちが造る造り付け家具。

まあ出来てしまえば、つくり方の差はあまり分からないのですが、造り付け家具の設置場所や難易度などを勘案して、うちの大工さんが造るのか?家具屋さんに造ってもらうのか?を決めております。

はい。この通り組まれました。奥の長い家具が家具屋さんで、前の造り付けカウンター家具はうちの大工さんがつくったもの。

ここの家具がこのお家の大きな特徴の部分ですから、出来上がって感慨深いですねぇ。

家具屋さんが終わった現場では、電気屋さんなども登場。カウンターの前で何を悩んでおりますのでしょうか?

そうそう。おまけで、

先日の作業場の様子。尾崎棟梁が柱を洗っておりました。ちょっと面白い柱でしょ。面皮柱と言います。

それから、この面白い木。槐の木。

どちらもただいま建築中のお茶室に使われる材料。お茶室はやっぱりかなり難しいけど、でも、とても楽しい。こちらもまたおいおいご紹介していきますね。

ではではまた次回。


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