愛着のあるおじい様のお家の建て替え③
皆様こんにちは。
今日もこちらのお家のご紹介!上のリビングの写真。右奥が和室です。
こちらのアングルからも良く見えます。リビングと和室がしっかりと繋がっているタイプ。仕切りの欄間と障子は、建て替え前のお家の大切な物を直して再利用しています。大切な思い出を新しいお家に持っきているわけですね。
昔の欄間を使うということは、欄間などが入っている昔の和室のカタチを全体的に踏襲する必要がありますので、長押(なげし)と呼ばれる伝統的な和室の部材も使ったオーソドックスなカタチ。弊社の和室では、お茶室に近いようなすっきりとした和のタイプがほとんどなのですが、こういうカッチリとした伝統的な和室もやっぱり良い物ですね。
ただし、仏間廻りの床柱などは数寄屋につながる遊び心のあるものを。赤松の皮つき丸太を。もちろん、お客様と打合せをして決めたもの。
こちらは造り付けの洗面カウンター。お客様のこだわりのアイカのカウンターとボウルが一体のタイプのもの。カウンターの柄や色もお客様のご指定。それから、
こちらもこだわりの水栓(蛇口)。この辺の水回りのものや、照明器具などはコロナ禍の物不足納期遅れで入るかどうか?最後までやきもきしましたが、なんとか必要な物は少しの遅れで納入。(ただし、照明器具の一部はまだ入っておらず仮の物を取り付けておりますし、今はもっと状況が悪くなっています。先行して注文していても入らなかったり、大丈夫!と伝えられていたものが突然納期未定になったりと混乱が続いておりますので、ご注意とご理解いただければと思います)
それから、こちらは2階の仕事部屋。造り付けデスクカウンターの前の小さな障子は以前のお家の和室のもの。こちらも再利用で、前の子ども部屋とつながるようになっています。もし、子どもさんが大きくなって嫌がった際には、それはそれでまた考えよう!ということになっております。(笑)
以前のお家の物と言えば、
こんな素敵な照明器具なども使わせてもらっています。
最後に、真鍮トグルスイッチ。Instagramに上げた所、弊社のお客様方から大変ご好評いただいたこちら。これもお客様のこだわり。
本当にお家づくりを楽しまれたお客様には私たちも、新しい材料はもちろん、色々な事をお教えいただきました。まだ外構工事などは少し残っておりますし、照明器具も仮のものがあって、本当のお引渡しとなっておらず申し訳ございませんが、これからご家族の暮らしと共に育っていくお家が楽しみです。
ご家族に愛着をもってお住まいいただいて、また、お客様のお孫様(もちろんまだまだ。だって子どもさんもまだ小さいですから)にも、「このお家の物を再利用したい!と言っていただけるようになれば最高ですね。その頃私はおらないでしょうが、それをまた弊社がさせていただければ最高の最高!なんだか想像すると楽しくなりますね
F様誠にありがとうございました。今後とも末永くよろしくお願い申し上げます。
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