新堂のお家③
はい。今日もお家紹介続きます。実は今日がトイレやキッチンなどの取り扱い説明も兼ねたお引渡しでした。これで晴れてお客様のお家が完成しました(外構などで少し残っている所もあるけれど)。すこし寂しい感じもするのだけれど、今日は現場を後にするときの清々しい気持ち。設計から入れると一年以上、ひとまずはやり終えた充実感で一杯でありました。こういう気持ち、と何よりお客様にとても喜んでいただけるのが、家づくり業の醍醐味でありますねぇ。
そうそう、前回はリビングの吹き抜けが中心でしたが、今日は、リビングダイニングをもう少し。
上の写真が玄関ホールからリビングに入った時の見える感じ。
同じアングルですが、リビング南の木製窓の外のガラリ網雨戸と、ダイニングとの仕切りのロールスクリーン建具をしめるとまた雰囲気が変わります。
特に今回お客様のご要望から初めて造ったロールスクリーン建具。光や雰囲気を伝えながら緩やかに仕切る引戸が欲しいとのご要望でした。ネットの画像でこういう雰囲気が良いと教えてもらって、そこから建具屋さんと相談しながら造ったオリジナルの建具(全部の建具がオリジナルですが)。先日YouTubeにも制作風景の一コマをアップしていますので、当webサイトの「お知らせ」にリンクありますので是非ご覧ください。
見学会でも大好評でしたが、今日はお客様にも大変お喜びいただけました。「夜の光の漏れ方が最高」とお教えいただきましたので、今度は夜にお邪魔して体感させていただこうと思います。
ロールスクリーン建具の奥のダイニングがこちら。
そして、
ダイニングからリビング方向を見るとこんな感じ。
もう少しアングルを変えると、
奥の和室まで視界が抜けると、グンと広々感じますね。左手のカウンターの奥が和室。ダイニングテーブルは欅の一枚板。お客様と銘木屋さんに選びに行って買い付けてきたものを、大工さんが削って脚をつけてつくりました。最近はずっと連続してテーブル造らせてもらっていますねぇ。私も自分のテーブルが欲しいです。
今度はダイニングからリビングへ戻っていきまして。リビングの北面と和室方向。リビングソファの背面には、ちょっとした飾り棚のカウンター(栓という一枚板)と、吊り戸。そしてその上には間接照明。
よく見ると、和室の上がる部分の下にも照明が仕込まれていますし、
和室のリビング側の天井にも隠されています。お客様は照明にも随分とこだわりになられて、打ち合わせを繰り返して出来た照明プラン。「照明器具が欲しいわけではなくて灯りがほしいのだ」とはある有名建築家の言葉ですが、全てするのは難しいけれど、メインの照明がそうなるようにと。
そして、最後に和室の奥。和室は直接床に座る所ですから、窓の下の高さに気を付けて、そして天井高さなどとのバランスにも気を付けております。
こうして、リビングダイニング和室などを見てきて、前回の吹き抜けの写真なども見てくると、「線が綺麗」な感じをもたれないでしょうか?柱や木枠の真っすぐ・水平さ、壁の角のぴしっとしている所。大工さんや職人さんの技術が見て取れる一つの部分でして、手前味噌ではありますが、弊社はなかなかこういう所が同業者さんからも定評のある所です。
そして、今回こちらのお家はいつも以上にそういう部分が感じ取れます。工事中も、仕上げが終わった現場に入ってまず感じたこともそれでありました。大工さん職人さんがきちんと仕事をしてくれた事がまずですが、それに加えて照明の陰影も綺麗についているのもあるのかもしれませんね。
もう少しじっくりと考えてみたいと思います。さて、こちらの続きはまた来週へ。まだまだ終わりませんよ~
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