街中に建つ暮らしやすいお家①(住宅密集地のお家、狭小地のお家、キッチン造り付け収納、キッチンの横にダイニング)
今日から数回に分けて、先日完成したお家のご紹介をいたします。
このお家は和歌山市内の古くからの住宅地(和歌山市の方なら県商と桐蔭の間位といえば大体お分かりかと思います?)での建て替え工事です。
こちらのお客様のおじい様おばあ様、お父様お母様に続いてで、弊社も祖父から3代に渡って可愛がっていただいております。言葉で表すと何てことはないですが、立ち止まってよくよく考えてみればかなり凄いことで、本当にありがたいことであります。
住宅が密集して建っている45坪の敷地に35坪の2階建てのお家。車は2台、そして小さいお庭もとっています。(杉板塀の向こうがお庭です)
まずはリビングから。
玄関ホールからリビングに入ってすぐ見えるのアングルがこちら。
奥の大きなキッチンバックの造り付け収納がすぐに目に飛び込んできます。
この長い造り付け収納(左)がこのお家のデザイン的にも使い勝手的にも大きな特徴となっています。お家を設計する前のヒアリングの初めにあったのが、キッチンとダイニングテーブルが縦につながることとこの収納(イメージ画像を見せていただきました)。ここからお家が出来上がっていったと言っても過言ではありません。(結構こういう所をとっかかりにお家はできていきますから、どんどん思っているイメージは見せてくださいね)
前面道路が狭く、住宅が密集している街中のお家は、郊外のお家のように大きく開くことが難しい場合もありますから(もちろん工夫して開く事も可能です)光を入れる窓と開放感を得る窓をわけて考えることが重要です。あまり考えずに南に大きな窓をつけただけになると、道からの視線が気になっていつも閉めていて、暗いお家になっちゃいますからね。
そして、床面積の制約もありますから、出来るだけ上手く造り付け収納をつくって、すっきりと広々とお家を見せていくと上手くいくように思います。(正面がテレビカウンター。左側だデスクカウンター)
こどもさんが二人並んでお勉強できるデスクカウンター。ランドセルの置き場所も考えているのですよ(お客様のアイデアで)
キッチン前にもカウンター収納を設けていて、リビングにあふれてくる小物などはここにしまいます。
リビングダイニングの南側には和室がつながっていて、
和室の外にはデッキと小さなお庭。向こうには杉板の塀で隠れていますから、夕涼みでちょっとビール飲んだり、線香花火をしたりなんかも今の季節気持ちよさそですね。
このお家の暮らしやすさ、使いやすさはまた次回へ。
今週もありがとうございました。
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