雑誌も発売になったので①(南大阪和歌山住まいづくりの本、山荘、板張りのお家、薪ストーブ)
もう毎年の恒例行事のようにもなってまいりましたが、本年も「南大阪・和歌山の住まいづくりの本2023」に掲載いただきました。すでに本屋さんにも並んでおりますので、目になさった方もいらっしゃるのでは。
今年は新築事例に加えて巻頭の特集にも掲載されたので2棟のお家が紹介されています(表紙も)。全てはお家をご依頼いただき、取材にもご協力いただいたお客様のおかげでございまして、誠にありがとうございます。そして、一生懸命造り上げてくれた大工さん初め職人さんの皆と、細部まできっちりとこだわってお客様と一緒にカタチにしていった設計スタッフのおかげでございます。ありがとうございます。
ということで、今回と次回は掲載されたお家を改めてご紹介いたします。毎回お世話になっております、プロのカメラマンさんの美しい写真も使わせていただいて。
土間とダイニングリビングが一体になったとても気持ちの良いこちらのお家。
何かとっても雰囲気が良いでしょ。いつものお家よりも板張りの分量が多く、普通なら山小屋風が強くなりそうですが、そこはお客様のご要望を上手くまとめながら設計スタッフの福井君と坂本君を初めとする大工さんたちでの工夫とセンスで、山小屋ではなくて「山荘」的な、野趣味はありながら品の良さ(山小屋が品がないといってるわけではなく)を感じさせるお家ではないか。と手前味噌ながら。
そして、そこにはやっぱりお客様の絶妙な思い切り!というか、気持ち良い潔さというか、ご理解とセンスがあって、こういうとっても気持ちの良い空間が出来上がっているわけです。
また、その思い切りの良さを許すのは、こういう抜群の眺めがあるという、敷地の力も大きいわけで、こうしてみると、「この敷地、そしてこのお客様でなければこういうお家はできない!」という設計の基本を強く感じさせてくれます。
山の上でも、都市部でも、それぞれの敷地の特徴や力はあるわけで、やっぱりそこを活かすのが設計の基本の基本でありますね。
そして、やっぱりこういうお家こういう敷地、そしてこちらのお客様には薪ストーブが滅茶苦茶似あいます。このお家に入った際に感じる「絶妙な良さ」は、全てが上手く符合しているからなんだろうと思います。
そして、私が建築中の現場から、一押しであったのがこちらのアングル。(何回かBlogでも取り上げているはず)柱と梁の木組みの力強さが感じらて、私大のお気に入りです。デザインのためのデザインではなくて、必要な構造がそのままデザインになっているのが美しいですし、こういうことが理想であるといつも思っています。
あとは、階段下のデスクスペースと、空に映える外観をご紹介して、ひとまず終了。あんまり書くとwebサイトの施工例で書く事なくなっちゃいますから。(ってほとんどこのままかもしれませんが)
次回は、もう1棟のご紹介を。お楽しみに。
ホームページのリニューアルに伴い、ブログも新サイト内に統合しました。
過去のブログの記事(2020年以前)はこちらからご覧いただけます。