吹抜け階段できてきました(手刻み階段、吹き抜け、階段、吹き抜けの窓)
今日は、印南町のK様家より。吹き抜けが気持ち良いお家ですが、気持ち良い階段が出来てきました!
吹抜けは1階~2階へと上下に空間がつながる所が面白いわけで、そこに階段をもってくるのも魅力的。もちろん、プラン(間取り)の取り方で階段はどこにいくか決まるわけで、吹き抜けにもってこなければいけないって事はありませんのであしからず。
見ただけでも施工が難しそうな階段でしょ。大工さんたちもきっちりと良い仕事で納めてくれました。完成形は、
こちらのお家や、
こちらのお家に近い感じです。
はやく上り下りして楽しみたいですね。
それから、
以前取り上げた吹き抜けの窓も、天井ボードが張られてきて、完成形の雰囲気がわかってきました。
外部の屋根裏(軒天)も見えて、ええ感じでしょ。壁のボードも張られて、仕上げも出来上がってくるとぐっと雰囲気がでてきますのでお楽しみに。
さて、
昨日今日と作業場で一生懸命木を刻んでいたのは、インターンシップで来てくれていた高校2年生のI君。インターンシップは学生が職業体験?就職体験?にくるもので、昨秋も地元の工業高校の1年生のU君が2日来てくれていましたが、なんと今回のI君は高知県から!
初め高知の高校の先生からお話をいただいた際はびっくりして、「高知にも、四国にも、もっと言えば大阪にも工務店はあるわけで、何でうちに?」と尋ねたところ、「I君本人がwebサイトなどで調べて、是非!」と言っていると。
そこまで言っていただくのも光栄ですから、喜んで受け入れさせてもらったわけですが、その心意気と行動力は若いのに立派なものですよ。
今、作業場では今月末の棟上げに向けて、N様のお家の構造材がどんどん刻まれているわけですが、そのかたわらで黙々と作業をしていたI君。作業場に居る、坂本君や戸高君に教えてもらいながら木の加工をおこなったり、道具箱を造ったり。(実際使う柱や梁ではありません)
弊社は若い大工さんが多くて、昨今の職人さん不足、若い職人さんの壊滅的な不足とは逆行しておりまして、横で教えていた戸高君も25歳。
いつも彼を見ると「若いな~」と思うわけですが、戸高君の横のI君はなんてたって17歳ですから、昨年のU君の時も思いましたが、やっぱり断然若い!
若い子が一生懸命やっているのを見るのは良いですね。なんか元気になりますよ。
「二日間滅茶苦茶楽しかったです!」と言って、インターンは終わりました。I君にとって良い経験になっていれば良い事ですね。
実は、昨年は山口県から、今年も来月から、大阪から見習い大工さんが入社してくれました(くれます)
AIの話なども最近よく語られます。もちろん色々な見通しはありますが、AIが進んでも(進むからこそ)大工さんの手仕事は、価値がなくなることはないどころか、ますますあがってくるでしょうから、しっかりした腕のある大工さんの未来は明るいと思っています。
しっかりとした大工さんをどんどん育てて、これからも大彦は大工の手仕事を守って、世の中のお役にたっていきたいと思います。
また来週もよろしくお願いいたしまっす!
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