カウンターテーブルのお家③(段差のあるキッチン、カウンターキッチン、キッチン収納)
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こちらのお家の全ての出発点が、上の大きなカウンターテーブルというのは、前回お話しました。このような雰囲気のカウンターが欲しい!と一番初めにイメージを見せていただきました。
ご夫妻共にとても忙しい毎日を過ごされています。またお互い出勤時間もまちまちになることも多く、とにかく簡単に動きやすく、家事も食事も簡単にできるように。(もちろんゆっくり楽しめる時はじっくり楽しめるように、眺めや落ち着き、材料の質感などには気をつけて)
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キッチンとカウンターテーブルが並列に並び、家事と食事がさっと終わる様に。こういう場合、普通、キッチン前にカウンターテーブルをつけることが多いと思いますが、その際はテーブルが高くなってしまって、バーカウンターの様になるとともに、幅も狭くて、ご飯屋さんのカウンターのようになります。
だから、キッチンとカウンターが向かい合って、しっかりとダイニングテーブルのようにゆったり座れるカウンター幅をとって、キッチンの床も一段さげて、テーブルの高さを普通と同じように70センチ程度に抑えました。
ただ、これは特殊なやり方。段差がつくデメリットもありますから、誰にでもおススメできるものではありません。けれどN様は、実際こういう納まりの旅館に泊まりにいって確かめるという立派な徹底ぶりで、採用することを決断いたしました。
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普通ダイニング側、リビングからキッチンが見えるこういう場合は、もっとキッチンが丸見えになりますが、一段下げたことによって少しこもった隠れた感もでて、とても上手くいったと思います。
そして、家事や食事をささっと済ますことができることを重視しながらも、(デザインに造詣の深いお客様ですから)だからといって、あちこに乱雑に物が見えてくる感じは嫌。けれど、あちこちに手間をかけて綺麗に収納したり出したりもちょっと。。
ということで、
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キッチンの奥にもう一部屋。
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キッチン家電や普段あまり使わない食器、冷蔵庫はそこにしまっています。まさにユーティリティ=家事室というお部屋です。
そして、上の上の写真を見ると、キッチンの真上の天井にボックスが、ここにはロールスクリーンが入って、キッチンを全体的に隠すこともできる徹底ぶり。
キッチン家電をユーティリティにしまってしまうやり方も、普通とは少し違って、汎用性はないかもしれませんが、それだけにN様にぴったりのお家。注文建築の面目躍如というところ。
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そして、キッチン奥のユーティリティの向こうにはシューズクローゼット+納戸。ここから玄関に出られるわけで、内玄関のような役割を果たしています。玄関から、シューズクローゼット、ユーティリティ、キッチンへと抜けていける動線があるのもお忙しい方にはかなり便利なのです。
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先ほどのシューズクローゼットからこちらの玄関に戻ってきます。右手のガラス戸の向こうが、リビングですね。
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引戸をあけてリビングに入ると、こちら。2回目の初めの写真にもどりますが、これでぐるっと回ってきたわけです。
さて、まだご紹介は終われませんので、次回へと続きましょう。お楽しみに。
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