つくってみてみる!
上の写真。一昨日から弊社のポーチに置かれている杉板外壁のサンプルです。
尾崎棟梁が2種類造ってくれたもの。
さて、弊社の特徴の一つでもある板壁の外壁。吉野産の良材(杉材)を定期的にある程度の量を仕入れて、弊社で乾燥し、選別吟味して使用しています。
その杉板を大工さんが一枚一枚手作業で張っていって完成するわけですが、綺麗で質感もあって、魅力のある外壁でありまして、お客様にも好評です。
いつもの張り方が上の写真ですが、今回はいつもとは少し違った張り方をします。
杉板と杉板のジョイント部分に上から木を押さえるやり方(「目板押さえ」などと言います)。
さて簡単に目板押さえとは言っても、その目板の大きさや杉板の幅などもあって、色々と検討が必要です。既製品を使うわけではありませんからね。
弊社はそんな時、とにかく造ってみます。そして見て触って、検討を繰り返します。上の写真は目板がちょっと大きくて暑くて、その代わり面をとっている(角をとっている)。
こちらは、目板が薄くて、さきほどよりは幅が狭い。
ぱっと見ただけではなかなか判断ができませんから、ポーチにおいて、会社の出入りの際にしょっちゅう眺めて考えていたわけ。おかげで今朝の朝礼で、棟梁にどちらにするか?伝えられたわけですが、どちらになったかは?またのお楽しみに。
悩んだら、とにかく実物を造ってみる。見た目だけではなく、永年の耐久性なども検討できますので、おすすめ。手仕事工務店には必須の姿勢でありますね。
ではまた次回。よろしくお願い申し上げます。
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