新築施工事例

坂ノ上丁の家【和歌山市】2015年

「終の棲家」として、ゆったりと二人で趣味を楽しみながら、ここちよく暮らしたいとの思いで、長年お住まいになったお家を建て替えられました。

▲おかえりなさいと暖かい光が迎える夜の外観

1.全てが手に届くような丁度良い大きさの「小さなお家」であり、シンプルな生活動線の動きやすい暮らしやすいお家であること。
2.けれど、服や生活用品はもちろん、本・登山道具などの収納もたっぷりと確保すること。
3.そして、読書や音楽鑑賞、お茶、ご友人を招くなど「楽しめる」お家であること。

▲吹き抜けを見下ろす。この眺めも吹き抜けの大きなご馳走ですね

この3つを実現するため、玄関→広間(リビング・ダイニング)→キッチン→玄関と回れる動きやすい間取り。広間と和室が一続きになり、多くの人が集まれるとともに、仕切ることにより普段の寝室となるなどフレキシブルに暮らせる間取り。広間は半吹き抜けの大屋根型&フルオープンの木製窓で外部と繋げて、より開放感のある空間に。2階には2室配し、来客やお子様の帰省なども考慮しました。

▲リビング・ダイニング・和室・外デッキ・吹き抜けと縦横一体に繋がります

また、心豊かに落ち着いてゆっくりと暮らせるように、光や風に留意するのはもちろんのこと、濡縁+軒、吉野桧の床板・吉野杉の天井板・左官壁・木製建具などの温もりや風情を感じさせる仕上げ材を多用することなどに気をつけて、お客様とともに造り上げた「ここちよいお家」です。

▲ペンダントライトを照らすためのウォールナットの吊り棒が空間のアクセントに

S様には、設計中も工事中も皆、大変良くしていただきました。特に設計のF君は我が子のように可愛がっていただき、楽しく活き活きと打合せに臨んでいたのが印象的です。和歌山市の県庁の近く学校なども多い閑静な住宅街に、また新しい良い風景となるお家を建てさせていただいたことは、地域にも一つの貢献ができたのではと思います。

▲キッチンバック造付け収納。食器も家電もゴミ箱もその他もここで全てが入ります
▲障子は柔らかい光を生み出します

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