どちらも手づくり。
さて、今日からはまた現場の模様を。和歌山市松島のA様家。
弊社は既製品などは基本使わずに、設計が一から考えて、大工さん職人さんの手仕事でオーダーメイド的に上質なものを造っていくというスタイル。ですから【手づくり】はあふれているわけでして、同業者の皆様が現場を見ると、「面倒くさいことやってるな~。ほんまかいな。」となるわけですが、そんな中でも、特徴的なのが、
階段。
今や手仕事型工務店でなければ(世の中のごく少数)階段なんて既製品を使うわけで、無垢の木で造ることなどほぼありません。ですから、階段を仕上げる事ができない大工さんも多いわけで、このBlogでもおそらく業界の方と思われますが、「階段」の投稿などは、結構閲覧数もあがるのです。
今その階段を造っておりますのが、弊社員大工、絶賛成長中の24歳の金子君。
今加工しているのが階段の両脇の板。
弊社では「親板」などと呼んでおりますが、この板を2枚壁の両端に取り付けて、その間にこの掘られている所に階段板をいれていくと、階段ができます。どうです。イメージできますでしょうか?
はい。すでに現場では出来ておりまして、この通り、階段には踏むところを傷防止のため「養生=ようじょう」と呼ばれる、カバーをかぶせております。完成時にまたその姿が見れますのでお楽しみに。
さて、もう一つ特徴的なのが、
木の窓。
内部の入り口ではなく、外の窓。
こちらは山本棟梁が拵えております。
木の枠はもちろん手づくり。色々溝が掘られていますが、この間を木の窓(引戸)が走るわけです。普通のアルミサッシュなどは、この枠もアルミ、中を走る(動く)建具(窓)もアルミで、工場で造られてきます。もちろん弊社もアルミや樹脂サッシュは使いますし、長所もたくさんありますが、お家のリビングなどのメイン窓は木の窓の美しさ、優しさが雰囲気を良くしてくれるのですね。
《ただし、防火地域などで使用できない場合もありますし、色々な条件を考え合わせた結果、全てサッシュという場合もあります。その場合も内部から雰囲気よく見せることもできますので。》
はい。枠が出来上がりました。綺麗で雰囲気あるな~と思いません?
思わないって言われたらどうしよう。。
いやいや大丈夫。信じて頑張ります。ではまた次回。
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