どこから見るの?
何か一気に暖かくなってきましたね。こないだまで外に行く際は厚手のジャンパーをきておりましたが、今週はお昼間は半袖でもいい位。また少し肌寒くはなるでしょうが、季節は進みますね~。
さて、先週末お引渡しさせていただいた和歌山市太田のA様家。
ご覧の通りお客様お好みの和風情のお家。
JR和歌山駅にも近い敷地ですから、周囲も隙間なく建て込んでいて、前面道路もそれほど広くなく、いわゆる「街中」のお家。
遠くの山並みを見渡せたり、川や海からの吹き抜ける風を感じたりということはできませんが、街中の便利さを享受しながら、光や風、緑など自然も感じ、落ち着いたここちよい暮らしをおくることはできます。
敷地の南側に庭空間を確保して、光や風を室内に届けます。そしてこちらのお庭は自分のお家だけではなく、隙間なく建て込んだ周囲のお家にも潤いを与えるもので、ご近隣の皆様にもお喜びいただけるはずです。
さて、このお庭にナナメにのびるアオダモの木。デッキの上に覆いかぶさってくるような面白いカタチ。デッキに座っていても気持ちよいですが、
ダイニングの窓に丁度よく姿を現します。
もう少しひいて、キッチンから見ると、
ちらっと見えて絵になるでしょ。(さらに、全部見えないから奥行き感も感じられますしね)緑の季節が楽しみです。
このように、植栽の向きや位置は、室内からどのように見えるか?を考えます。忙しい毎日の中、ふと良い景色が見えると心もほっとしますからね。
そして、この植栽はかなり大胆なカタチですからここまで行かなくとも、まっすぐ普通じゃなくて、動きのあるものの方が面白いですね。こういう木は「山採り=やまどり」の植栽と言って、山に生えていたものをとってきたもの。
畑で養殖されて真っすぐに育ったものではなく、厳しい山の中で生き残るため、陽を求めて様々なカタチに生えていたもの。それだからこその伸びやかさ力強さもあって、素敵です。(値段は山採りの方が高いのですが、見比べると言っている意味がよく分かっていただけると思います)
さて、次回からは、このままこちらのお家の紹介へ。お楽しみに。
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