野上のブログ

久々に会える「点検」

ぐっと寒くなって、朝の日の出も遅くなって、冬らしくなってきましたね。冬も色々と楽しみがありますね~。

さて、先月・今月とお客様家の定期点検にお邪魔しておりました。弊社では1・3・5・10年目に無料の定期点検を行わさせてもらっております。(上の写真は5年目点検の阪南市のお家。良い雰囲気になってきています。)

お家を建てさせてもらってからでも、建具の動きが固くてとか、障子がめくれたとか、天井裏にネズミがいるかも?とか、ボイラーなど設備品の故障とか、毎日暮らすお家ですから、それはそれは多岐にわたり色々なご相談を受けますし、また追加で家具を造ったり、棚板を少し増やしたり、外構工事をさせていただいたりも多いです。

その際についでにお家の具合を見せてもらったり、お話したりしますから、大体お家の具合は分かっているのだけれど、やっぱりどうしても、何だかんだでしばらくお邪魔していないお家などもでてくるので、定期点検を行わさせてもらっております。(10年後以降も年末の挨拶などにはお邪魔させてもらっておりますし、先に述べたような事柄でお邪魔したり、あまり疎遠にはなっているお客様はいらっしゃらないかと思います)

そして、それは大体季節のよい春か秋に、大工さんと設計や監督さんでコンビでお邪魔しております。

それは、天井裏や床下に入るから。天井裏や床下は断熱しておりませんので(断熱は室内側)夏は滅茶苦茶暑いし、冬はとても寒いので、気候のよい春か秋なのです。

天井裏の点検口

天井裏や床下にこんな点検口と言われる、人ひとりが通れそうな口がありまして、これを開けて大工さんが入っていきます。色々と点検項目はあるけれど、天井裏は雨漏り、床下は白アリのチェックが主な所。

大工さんがこういう所を点検している間に設計は、外壁や基礎を外からチェックしたり、内部の設備の水漏れチェックや、建具の動きなどを見ながら、お客様とお話したり、暮らしの様子を伺ったり。

自分たちの設計が上手くいっているか?をしっかり分かりますから、貴重な機会なのです。

そして、何よりも久々にお客様とお会いするのもすごく嬉しいし(何だかんでよくお会いしている方が多いのですが)、さらに自分たちが関わったお家に会えるのは最高です。それは大工さんたちも同じようで、あまり口には出さないけれど顔を見ているとよくわかります。ちょっと大げさに言うと自分の子どもに久々にあうような感じに近いと思います。

今月の会議は、そんな点検でのお話を中心に。経年して上手くいっている点やお客様にいただいたアドバイス、反省なども。会議後は作業場で、大工さん設計監督、内勤皆であまり大げさにならないようにちょっと1時間ばかりの懇親会。仕事の話。道具の話。プライベートな話。色々と。よい時間でありました。

今年もあと4週間ですが、慌てず落ち着いてまいります。今週もよろしくお願いいたします。


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