ゆたかな暮らしを拝見Y邸~情報誌「つくり手」より~
実は昨日夕方、ただいま解体工事中の現場で、築90年オーバーの残す母屋の屋根の一部がボロボロで飛んでしまいそうなことが発覚し、緊急で大工さんたちが直しておりまして、Blogの更新ドコロではなくなってしまい。。ただ、今朝、無事、とりあえずの応急処置も終わりまして、一安心。
さて、今日はたまにやってくる【情報誌「つくり手」】の過去記事のご紹介でございます。2017年1月号。そして、実際建ったお家のお客様にインタビューをしてご紹介していた「ゆたかな暮らしを拝見」のコーナー。
ではお楽しみくださいませ。
「年をとっていくのが楽しみなお家」2014年竣工 夫 妻 子供2人
もともと「庭付きの一軒家」に憧れていたY様。建築家の吉村順三氏や永田昌民氏、伊礼智氏などの著書を読み、住まいづくりを勉強されて行くに連れ、「空間もシンプル、暮らしもシンプル。余計なものは持たず、持つならこだわりのあるものだけを大切にしていける、品のある心豊かな暮らしをおくれる木の家」という理想が生まれてきたそうです。
住宅が密集する分譲地にあるY様家は、光と風、眺めを求めて2階リビングに。「2階だから廻りの目も気にせずに窓を開け放てるし、廊下のないワンルームで広々と使いやすく、閉じこもる感じもなく気持ち良いですね。いつも上り下りする階段も子供の遊び場になって、空間を隅々までくまなく満喫させてもらっています」とは奥様
このお家のもう一つ特徴は「座」。窓辺のベンチもそうですが、このお家には食卓テープルがなく、小上がりの畳を設けています。
ダイニングにもリビングにも、家事スペースにもなれる「茶の間」は、フレキシブルに使うことができ、またソファに座った時との視線の高さもあうため、空間を広々と感じさせ、家族も自然と集まり、とても活躍しているそうです。
また、とてもこだわられた造付け収納。物を増やさないように気をつけていただいていることが大きいですが、場所と量をしっかりと考えたおかげで、溢れることもなく、とても上手く使えていますとおっしゃっていただきました。
最後におっしゃられた『これから一緒に年をとっていくのが楽しみなお家です』との言葉が、このお家の魅力を物語っているように思いました。
はい。とっても素敵なご家族とお家のご紹介でした。こうしてみると、お客様それぞれでお家のかたちや雰囲気は違うものだなとしみじみと思います。もちろん、弊社のつくるお家は「大彦の色」というか、雰囲気などはよく似ていて、そこを気に入ってお選びいただくわけですが、こうして写真を見返していくと細部それぞれにお客様の考え方や趣味好みがあったなと思い返すわけで、やっぱり「このお家は○○さんのお家だな~」と深くうなずくような、その人のお家となっているんですね。
僕らはお家を造っているようで、やっぱりそのご家族の暮らしをつくっているといえるのでしょうね。
なんだかかっこつけた評論家みたいな締め方ですが、また来週。寒くなってきましたのでお体お気をつけくださいね。
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