へっちゃら!
大阪狭山市の築40年木造住宅リノベーション工事。内部解体〜基礎工事へと順調よく工事は進んでおります。
こういうリノベーション工事は以前も述べたように、事前調査とそれなりに確度の高い想定はしているのだけれど、やっぱり想定外の思っても見なかったようなことにいくつも出くわします。
上の写真を見て家づくりのプロならもちろん、家づくりをとてもよく調べている方でも、何が問題か?おわかりになるでしょう。
木の柱が直接外のコンクリート土間に接していて、しかもその上にタイルなどがまかれていた。足元が腐ってきている。。
確かに問題のある施工です。でもこんなの直すのへっちゃらなんです!何ていうのか、こういうのを見つけると鬼の首をとったかのように勢いよく攻撃&騒ぐ建築屋さんがあります。
はい。確かに問題なんですよ。それからそういう問題ある施工を業界として無くしていくために強く言っていくというのも分かるんですよ。でも、自社を上げるために他社を落とすというって所もあるように思います。確かに良くはないけれど、そこまでのものを、とんでもない事のように吹聴する。そして自社は正義だ!みたいな。たまに見かけます。
なんだか、そういうのはあまり美しくないと思います。ガタガタ騒がすに淡々と直せば良いのじゃないかと思います。(繰り返し言いますが、問題のある施工をよしとはしませんし、中にはひどいのもあるからそういうのは一緒にしませんよ)
こちらは昨日和歌山県庁近くの現場に、設計全員と断熱や気密に造詣の深い専門家の先生を遠方よりお招きして皆で勉強&相談した後、現場を出る様子。(この模様はまた後日。まずは「つくり手」で記事になるかと)
この際、その先生とも最近の建築系You Tubeの話になって、「やっぱりあういうので一気に性能に注目が集まるのは良いことだと思うのだけど、そこばっかで判断するようになるとね。色々バランスだからこれを出来ていないと大問題だ!家じゃない!!的なのはね〜」とおっしゃっておりました。
私自身も、You Tubeの先生方のお話で勉強させていただくこともありまして感謝しておりますが、確かに刺激的なタイトルやちょっと言い過ぎな内容もたまにあるし(受けるためにはある程度致し方ないのでしょうね)、そういうのを見聞きすると、何だか不安を煽って人を落として、自分を高めているようにも感じてしまうことも稀にあります。
更にこういうのは昔から「建築あるある」なんですが。。
近くで他社が施工していたりすると、そこを悪く言う。他社がやった現場の後(数年後とかでも)に外構工事や水道工事などで入った際に、そこの施工を悪く言う。
「他社の悪いことを言って、直す範囲を増やして工事費を上げるため」まで悪いのは稀でしょうが、なんか否定的なことを。まっ大きく言えば、自分を上げるため、よく見せるためなんでしょうね。
こういうのは私本当に昔から嫌いで、もう業界としてええかげんにした方が良いのではないかと思います。皆仲良く尊重し合えばよいのにな〜と思います。
けれど、よくよく見ていくと、そんな他社の悪口大好きな所に限って倒産してたり(昔倒産していたり)、施工件数も減り、人も減ったりして会社の元気も無くなっている所が多いのですね。う〜ん、上手くできているものです。
愚痴や悪口、批判などは、やっぱり良い結果をもたらしませんね。弊社も気をつけていかなくっちゃです!
なんて、昨日の朝礼でのお話を投稿させてもらいました〜。来週もよろしくお願いいたしまっす。
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