4.営業スタッフのいない会社 mv

4.営業スタッフのいない会社

大彦には「営業」という職種がありません。

このホームページにも「資料請求フォーム」がありません。

家づくりに真剣なお客様からいただいたお問い合わせに対して、代表か設計スタッフが相談を受けさせていただいています。

「営業活動」という余計な時間に労力を使うことなく、一人ひとりの真剣なお客様に対して全力投球の家づくりでお応えするのが、150年間大彦が守り続けてきた仕事のやり方です。

「設計・施工」の意味

一般のお客様には馴染みのない言葉かもしれませんが、弊社は「設計・施工」工務店(アーキテクトビルダー)です。

設計事務所のように「設計」だけを行うのでも、工務店のように「施工」だけを行うわけでもなく、打ち合わせから設計そして施工までを一貫して行なっています。

そうすることで机上の空論的な設計ではなく、実際に施工する際に美しく使いやすい納まりにすることができますし、材料や工法などでも現場の知恵を採り入れることができます。

また、コンピューター上の構造計算に加え、生き物である「木」を扱う上で必要な大工の長年の「勘」(かなり重要)を活かした設計が可能となります。

設計施工をすべて行うことで全ての責任を負うことができますし、アフターメンテナンスも容易(設計が悪いとか設計通りに作れていないとかいう逃げ道がない)。

さらに工事中の現場での変更や修正もやりやすくなります。

バッグや服などのこだわりのブランドもほとんど設計・施工です。

自ら設計して自ら造る。 ものづくりの理想的な姿だと考えています。

間取りひとつで家族は幸せにもその逆にもなる

営業ではなく専属の設計士が最初から最後までお客様と打ち合わせをすることで、それぞれのご家族にあったプランをゼロから作ってカタチにすることができます。

暮らしやすくてここち良いプランになっていると家族の幸せの一部になることもできますし、逆に毎日の家事にストレスがかかる動線、孤立した書斎、家族が顔を合わさない間取り、休日にゆっくり過ごせないリビングといったプランニングをしてしまうと、負の影響を与えてしまいかねません。

毎日の生活のベースとなる家の間取りにはそれくらいの力があります。

プロの建築家として、「家づくりではなく幸せを作っている」という誇りと責任をもって日々仕事に取り組んでいます。

ちなみに弊社では打ち合わせの際

「ソファは要りますか?」

という質問を必ずさせていただきます。

家族が集まるリビングにはソファが当然必要…と考えがちですが、人の暮らしやここちよさに平均や類型などはありません。

それぞれのご家族によって異なる目線の高さ、くつろぎ方、落ち着き方、家族のコミュニケーションのとり方に合わせて暮らしをデザインできるように、あえて「ソファ」の必要性をお客様に投げかけさせていただいています。(ソファを置かないということではないのでご安心ください)

« 3.時間に正直な素材を使う 5.自社で大工を育てる意味 »