野上のブログ

すすむよ。リノベ。(古民家リノベーション、リノベーション、黒い梁、和タンスリメイク)

久々にこちらの現場。和歌山市某所で進むH社様リノベーション工事。詳しくは完成してから施工例でご紹介いたしますが(動画も撮影させてもらう予定)皆様ご存じの海外のハイブランドのバイヤー様方もお迎えするショールームになる建物。

以前もお伝えしたと思いますが、上の伝統的な土天井をそのまま表しにしたり、

天井裏から出てきたとても立派な梁を現したり、現場でお客様と一緒に考えながら形にして、

《リフォームやリノベは現場での「反射神経」というか「パッと見て感じて、ポイントを整理してぐっと考えて、それをすぐに大工さんたちと話し合って決めていく即応力」がとても大切。「持ち帰って考えますわ」とか「そこまだ決まっていないんで次回お客様と打合せしてから」ばかりなら、現場は完全にとまります。先に起こることを予見してお客様と打合せする必要もあるし、現場で即断する必要もあります。だから今までどのような経験と学びを積んできたかが問われる難しい仕事です。要はその辺ひっくるめてセンスが問われるわけで、なかなか恐ろしいのですよ。

その上で、それを直しながら形にする大工さん、職人さんの腕、センスもめちゃくちゃに大切。いくら設計が偉そうにいったって、これがないと絶対に成立しません。新築以上に。》

断熱材もいれて、

ボードも張られ内部空間が形になってきました。

さあ、いよいよ仕上げ工事。左官屋さんたちの登場です。

母屋だけでなく離れも進んでいます。

こちらは、とても面白い使い方をなされます。火も使いますから、その背面は下地も念入りに耐火に。火をかなり使う場所は表面だけ不燃ではダメで、下地もしっかりと火対策。これ大切です。

もっかい母屋に戻って。

素晴らしい風情だからほとんどそのまま残す座敷も、一部押入れをつぶして、飾るスペースとエアコンを収納するスペースに。

以前、くぼさんが投稿していた「大工さんが削ってつくった松の一枚板」も搬入。こちらは、

じゃん。

お家にあった古い和タンスを改造して、その上にのせて、コーヒースタンドにいたします。これから土間に台を置いて固定していきますが、なかなか良いものが出来上がりましたね。

これは社長様のナイスアイデア+大工の津本さんの腕ですから、私の功績はほぼゼロなんですがね。

はい。どんどんどんどん楽しく・良くなってくるこちらのお家。是非完成をお楽しみにお待ちくださいませ。


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