木の窓ちゃくちゃく。(木製サッシュ、木の窓、リビングの大きな窓)

はい。今日も現場の細かな所行ってみましょう。
和歌山市北部で進むA様家。以前投稿しました日本瓦一文字葺きの屋根もほとんど葺きあがり、美しさ満点でございます。

内部もどんどんと工事が進み、内部空間もイメージできるようになってきました。今日の話題は左手のブルーシートが張られている所につく「木の窓」。右手に置かれている綺麗な米ヒバの木を使って造られていくのですが、

はい。この面。

大工さんたちが一生懸命丁寧に造ってくれて、少しづつ木枠がついてきているの分かりますか?

アルミサッシュや樹脂サッシュであれば、ガラスの入った建具(動く窓の部分)も、建物にくっついている枠の部分もアルミか樹脂。既製品の枠を取り付ければ完成です(内部の壁との接合部には木だったり、既製品のシート貼りの枠が付いたりします)
でも、木の窓ですから、建物躯体とくっついている枠も木を削って手仕事でつくります。作業場で拵えてきた無垢の枠(写真は縦の枠)を、

また現場で大工さんが手仕事でこんな木組み加工を施して、上の枠を組んでいくわけ。(一部溝が掘られていますがこれが木のガラス引戸が入る所)

上の枠が組まれるとこんな感じ。これでも現場でお客様方は「うわぁ~めっちゃ綺麗ですね~」って喜んでくださいますが、組まれるところには先ほどのような下拵えがされているわけですよ。(さっきのも一部ですが)

完全に出来上がると、こんな感じの素敵な窓になるのですが、これも完成だけ見ていると全然分からないですよね。だって出来上がった所に苦労の跡が見られまくるのは粋じゃないですもんね。さらっと綺麗に仕上がってるけど、下仕事はしっかりきっちり丁寧に。
水鳥が優雅に泳いでいる下で、必死に水をかいている!と言えばちょいと例えは違いますかね。
外から見ても、

先ほどのような木の窓が連続で続いていきます。弊社でもこれほど木の窓を多用するお家は珍しいので、完成が楽しみ。
長く美しい一文字瓦の軒のラインの下に、綺麗な木の窓の木枠が連続する。最高ですよ。
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