建具職人さんの工房へお邪魔しました 枠廻り詳細図(建具 職人 枠廻り ミリ単位の仕事)

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今回、建具職人さんと打合せの設計幸前くんに同行させてもらい、行ってきました。
【林建具店】さん。
大彦の木製建具工事をお願いしている、下請け業者さんです。一級技能士の資格をお持ちで、とても腕の良い職人さんのひとりです。
他府県から依頼があったり、神社やお寺などのとても複雑な建具なども請け負ったりされています。(和歌山の建具屋さんは有名とのことです)
木製建具って、どんなもの?
家の中でよく目にするドアや引き戸、ふすまや障子――こういった「開けたり閉めたりするもの」をまとめて「建具(たてぐ)」と呼びます。その中でも、木を使って作られるのが「木製建具」です。
木製建具の魅力は、なんといっても“あたたかみ”。木の風合いや手ざわり、時間とともに少しずつ変化していく色味やツヤ。既製品にはない、自然素材ならではのやさしさがあります。
木製建具を手がけるのは「建具職人さん」。部屋の大きさや使い方に合わせて、一つひとつ丁寧に作ってくれます。ミリ単位でぴったり収める技術や、開け閉めしたときの音や手ざわりにまで気を配る細やかさは、まさに職人技。
何気なく使っている引き戸やふすまも、実は職人さんのこだわりと技が詰まった「作品」のようなもの。毎日ふれるからこそ、本物のここちよさが実感できるんです。





平面図とか立面図などは、みなさん見たことがあると思います。
枠廻り詳細図とは、簡単に言うと窓や扉、引戸などの内部建具廻りの詳細図。ミリ単位で書かれているとても緻密な図面です。
この図面がどんなものか?2006年の社長(当時30才若っ!)のブログ、枠廻り詳細図のススメ
もお読みください。
「神は細部に宿る」
ってこういう事かぁ。
と林建具さんのお話を聞いていて思いました。
”スッキリとしたデザイン”
とはこういう細部のこだわりを徹底的に、妥協せず、に設計&職人さん達が考え抜いているんですね。
ガラスを囲んでいる木枠の幅が左右にわざと違ったりすることなど、普通は気が付かないです。
見学会などへお越しの際は、そういう所にもスポットを当てて見ていただけると、すごい面白いと思います!お越しの際は、ぜひご質問ください。

アウトドアリビングのあるお家【和歌山市】2021年 | 大彦株式会社






繊細で美しい


洗面下の扉も建具職人の仕事。取手を付けず、手掛かりを拵えていかにフラットに見えるか。









玄関と広間の間にある引戸。光がほどよく入ります。戸は建具職人さんが造り、木枠には大工さんのこだわりがあります。
アーキテクトビルダー
ブログでは伝わり切れないので残念ですが、
見た目だけではなく、お住まいになられる方への【細やかな気配り】から生まれるデザインもあります。施主様が心地良く暮らしていただけるように考え抜いた設計者のこだわりも相まって、大工さん・職人さんの技術の集大成で”スッキリしたデザイン”が出来上がっています。
ガラス戸、網戸、雨戸がすべて収納できる戸袋も大彦のお家の見どころです。
ぜひ一度見に来てください!
モデルハウスは築30年以上が経ちますが、建具が敷居をスルスルっと滑り、きっちり収納されます。
大彦YouTube【大彦のモデルハウス 時を経たことによる美しさと風情】
岩出市紀泉台モデルハウスのご紹介動画では、スルスルっと建具を入れる久保の手が映っているのも見どころです(笑)
↑ 🔶おまけの情報です
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