凄い木がやってくるかも。。(米ヒバ、松一枚板、無垢一枚板)
さて、今週末日曜日と月曜日は、弊社は社員旅行で東京。私はもう一日火曜日も出張で水曜日に和歌山に戻ってきます。月曜日も留守番で出社してくれる内勤の方もいるのですが、大工さんたちが全員出払いますので、ご迷惑をおかけしますが何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、私が帰ってくる来週の水曜日。とある所から弊社に木が入ってきます。
和歌山では有名な社寺建築の会社の社長さんから、「ちょっと木買うのだけど一緒にどう?」とお誘いがあったのが先月。
どことは申せませんが、とある社寺建築会社さんが(近畿ではございません)もう仕事を辞めるとのことで(決して潰れたわけではありません)、永年ストックしている良材を引き取って欲しいと。ずっと大切に置いていた物だからきちんとした所に使って欲しいと。
実はこういうお話はたまにあるのだけど、基本的には話に乗りません。木と言っても乾燥や質などそんな簡単なものではないから、いくら安くても使えるかどうか分かりませんから。また使う所もなければ、倉庫を永年占領するだけになりますからね。
《先代が昔買って30年以上倉庫に眠っていたヒバのかなり大きな木。素晴らしい良材で鳥居などにも使えるような木でしたが、一昨年、製材屋さんにもちこんで、普段使う寸法に割ってもらいました》
ただ、自然のものですから、突然こういう木が欲しい!となっても、すぐあるものでもありません。だから、在庫をもたない!なんてやり方(商売的には正解でしょうが)が僕らの様なこだわった木の家建築では難しい。
ですので良材なら欲しいのですが、そうは言ってもブローカーの様な木の知らない方から買う気もありません。
ただ、今回は引き取って欲しいという所もしっかりしている、お誘い頂いた所もばっちり。またお世話になったりもしますから、買っとこう!となりまして。
《先ほどの木を挽いた(割った)らこうなりました。凄く綺麗な木でしょ》
上のようなヒバの5m位の木。大きさは様々ですが、ある程度を一山で分けてもらいます。社寺用材に永年ストックしていたものですから(米ヒバは社寺材なんです)、質も良いと思いますし、乾燥もばっちりのはず。
私個人的に凄く楽しみにしていますのが、ラオス松の1m幅×4mの板。上の写真ほどの材料ではありませんが(そして、上の板は松ではありません)、今や松の板はなかなかありませんし、個人的にラオス松が好きだから、ついつい追加でわけてもらったもの。
こちらも数十枚入ります。これは割れとか杢目があるから、どこまで使えるかはちょっと?な所はありますが、凄い良材なら、とんでもなく良い買い物になるはず。
もう入る前から、今進行中の現場、図面を書いているお家の「ココに使えるな」なんてニヤニヤ考えております。
先代はお客様家に使える使えないなんて度外視して、自分が気に入った木をよく買っていましたが(そんな木の家工務店のおっちゃん多いんです)私にもその血は多分に入っております。
だから、いつもあれこれ欲しくなってくるのですが、そこは心を鬼にして抑え込んでおります。今回が契機となってタガが外れてしまわないように気をつけてまいります。
また来週!
(またどこかでどんな木が入ったかご報告いたしますね。)
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