木の家は長持ち。(住宅の耐用年数、木の家の寿命、木の構造、手刻み)
毎年のことながら、10月11月は仕事はもちろん、木の家の研修や勉強会、イベントも多くて、何かと忙しいわけです。そしてこのまま12月に突入して、秋からずっと忙しいなどと言っているような気もします。(今年は11月後半に大物がございますし)
忙しいなどは、本当に忙しい人、本当に仕事のできる人は言わないよ!なんて言葉も何かの本で読んだような気もして、全くその通りでありますねぇ。気を付けなくっちゃ。
さて、11月から和歌山市某所の古くからの閑静な住宅街でリノベーション工事をスタートさせていただいております。
築100年の立派な日本家屋のリノベーションです。まずは屋根の葺き替え工事。その後内部へと工事は進んでいきますが、上の写真は、屋根瓦と野地板をめくって昔の構造があらわになった所。
もちろん、屋根先など雨がかかる所で一部傷んでいる所はありますが、そんなことは大したことはなくて全然大丈夫!
立派な梁もしっかりとお家を支えてくれています。
こうして見ると、やっぱり木の家って長持ちだなと思います。
良い材料(腐りに強い、構造的に強い)を、良い大工さんの手で造ったものは、皆様の想像以上に長持するのですよ。それは今まで神社やお寺などの建物の改修を何度と見学させてもらって分かっていますし、皆様もニュースなどでご覧になったことも多いと思います。
それは「木の家」でも全く同じ。使う材料の質や手の入れ方の差はもちろんありますが、根本的には何ら変わりません。
今、弊社の作業場では、うちの山本棟梁を中心に、桧や杉を富田林市O様家の構造材に拵えています(墨付け・手刻み)
このやり方は先ほどの100年経ったお家と同じ。材料も同じです。
そして、もちろん今までの弊社が建てさせていただいたお家で100年を超えている建物もあります。
来月棟上げのこのO様家も、しっかり長持して、永年N様ご家族様の幸せな暮らしを支え、また、100年後に屋根の葺き替え工事などになった際、改修工事に携わらさせていただく将来の大彦の皆に「やっぱりしっかりやってるな~」と、思ってもらわねばなりません。
皆で頑張ります!!
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