カウンター苦戦中!(一枚板カウンター、造り付け家具、無垢造り付け家具、カシュ―塗り、モールテックス)
朝晩はちょっと寒い位になりましたね。弊社でも風邪のスタッフがおりますが、季節の変わり目、皆様もお体ご自愛くださいね。
さて、今日は今進行中の現場のカウンターなどについて。
上の写真はとある日の弊社の作業場の前で、尾崎棟梁が一枚板に下拵えをしている所。
銘木屋さんでお客様とお家のデスクカウンターにクルミの一枚板カウンターを選んで買ってきたのですが、それがかなり反っておりまして、その「反り=そり」を分からないように加工するように、水を掛けながら、何とかしようとしているところ。
ですがね。やっぱり反りがきついから、今回のデスクには使えないとの結論に。(「こんな反った板買ってきて!」と棟梁に叱られちゃいました。。)
木目も綺麗だったし、これ位ならいけるかと思ったんですがね。また違う使い方ができるので、倉庫にストック。
その代わりに出してきたのが、こちら。青森ヒバの一枚板、結構前に買ってストックしていたもの。お客様にご覧いただいてOKもらったんで、この子がK様家に登板いたします。これもとっても良い板ですので、仕上がりが楽しみです。
次に、
和歌山市中心部のお家。
こちらもたくさん無垢板のカウンターがありますが、ちょっと趣向を変えまして
これ何だか分かります?このカウンターは今、とある漆器屋さんに言っておりまして、カシュ―という塗り仕上げを施してもらっています。
この仕上げを施すには、何回も色々な塗料を塗り重ねっていって仕上げていくのですが、その途中、大工さんが造った板の前部分がめくれてきたと。直しに行ったけど結局直らず、作り直したりしたりしておりました(やっぱり職人技って本当に難しいですね。そしてその分野分野にいろんなことがあって、勉強勉強ですよ)
美しい日本の色がたくさんあります。今回塗るのはどちらでしょうねぇ。
仕上がると、
こんな感じ。そう床の間の床に使う板=カウンターなのですよ。
最後に、桐蔭高校近くのT様家。
こちらのカウンターも変わり種。
キッチンの天板。モルタルで仕上げる「モールテックス」という仕上げ。結構今はやっているみたいですね。
左官屋さんが丁寧に仕上げてくれていました。
はい。そして仕上がりました。カッコいいですね。(ちなみに奥はタイルのキッチン)
一つ一つ造るのは考える事もたくさん、気をつけることもたくさん、知見も必要、造る職人さんたちの腕と根気も必要。で大変ですが、やっぱり仕上がるととっても綺麗ですし、嬉しさもひとしお。
長持するし、修理も簡単ですからね(既製品を買っているのではなくて、自分たちで造っていますからね)
皆様も一つ一つ手仕事で造る家づくりを楽しみませんか。
ではまた来週。よろしくお願いいたします。
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