新築施工事例

大屋根民家の家【和歌山市】2011年

1階の屋根がそのまま2階にせりあがっていく「大屋根」のお家です。
内部空間には迫力ある半吹抜け空間が生み出され、水平方向・垂直方向とものびやかな大変気持ちのよいお家になりました。

▲ここちよい窓辺に自然と人は集まります

その吹抜けには今や滅多にみなくなった伝統の手斧(ちょんな)加工を施された丸太梁がかかり(お客様と一緒に木を見に行って選んだ丸太)、無垢一枚板の大テーブルや吉野杉一枚板の長いカウンターなども、広間の雰囲気をより高めています。

▲吹き抜けから見下ろします。吹き抜けの醍醐味です

また、内外部壁のオリジナル左官(弊社と左官屋さんで配合や表情を何度も相談し造りあげたもの)、天井の吉野杉板、ところどころに見える吉野桧・杉と米ヒバの柱や梁などの風情ある本物の材料が、空間をより上質にしてくれています。(全てお客様のこだわりです)

▲お家の中心。家族がそれぞれ何でもできる大きなテーブルと掘り炬燵

「軽やか・繊細」な仕事を昔より得意としている弊社ですから、材料を厚く見せていく民家型のこのお家は少し心配もあったのですが、N様のアイデアとセンス、そして思い切り良く「お任せ」いただいたことで、上手くまとめることができたと思います。

▲広間空間は子どもものびのび走り回って遊べます

N様とは年齢が近いこともあり、大変仲良く・可愛がっていただき、打ち合せも本当に楽しくさせていただきました。
出来上がった「おおらかで優しい」お家を見て、やはり「お家はお客様のお人柄を良く表すな」としみじみ感じました。

▲木とステンの造付けキッチン。大工さんの手づくりです
▲収納もたっぷりの造付けキッチン
▲民家型の外観がお好みであったので、屋根勾配をきつく
▲お客様ご要望の蔵の戸のような玄関戸。建具屋さんが良い仕事をしてくれました

New